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2005年11月2日から6日までの5日間、東京・青山を中心にデザインイベント・Design
Tideが開催されました。
VFCは、その中のプロジェクトの一つ、「Fresh Touch」をフランス人クリエイター達と展開しました。
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| レセプションパーティの様子 |
フランス大使館
駐日フランス大使
Bernard de Montferrand氏 |
キュレーター
Virginie Lavey氏
Sarah Carriere-Chardon氏 |
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四季×五感。
そこから始まる、物語り。
新しい「食」のスタイルを提案する、それがフレッシュタッチ。
「フレッシュタッチとは、「デザイン」「アート」「フード」というテーマを結びつけた、日仏共同で行なわれる日本で初めてのイベントです。そのコンセプトは、フランスで約5年前から展開されている、「Desgin Culinaire=フードデザイン」という動きからきています。これは、デザイナーがシナリオ・展開を描き、シェフがそれに基づいた料理を創作することで、「食」に関する全てをデザインし、作品にしていくものです」。
今回のプロジェクトのキュレーターを務めた、Sarah氏は語る。
「フードデザイン」。この言葉こそ、私達とフレッシュタッチをつなぐきっかけとなりました。
VFCの事業ビジョン、それは「食から始まる生活文化の創造企業」です。
「食」を通じて感じることができる、潤いと安らぎのあるハッピーライフを日本、そして世界に向けて届けていきたい、という思い。
これは、フレッシュタッチのコンセプトである「フードデザイン」と通ずるものがあり、今回、 フランス人クリエイター達とともにフレッシュタッチというプロジェクトを展開することになりました。
フレッシュタッチでは、前菜、肉料理、魚料理、デザートまで、1つのメニューを4つの空間に分け、それらに日本独自の四季を掛け合わせ、表現。そして、来場者の方々に、音楽や色彩、香り、食をとりまく空間を五感で感じ、体験してもらうインスタレーションとしました。
5日間のプレゼンテーションを終え、フレッシュタッチは、『BEST INSTALLATION』の受賞、というかたちで評価されました。
「世の中に、私達の新しい試み、感性が伝わったことを感じました」というSarah氏の言葉には、喜びと共に、フードデザインの今後の発展への期待が込められているように感じられました。
「フードデザイン」という言葉は、まだあまり馴染みがあるものではありません。故に、これから創られ、成長し、発展していくものだろう。
そのヒントとして、今回参加したクリエイター5人にそれぞれが考える「フードデザイン」を伺いました。
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◆プロフィール
フランスの有名料理店でシェフを経験。その傍ら、数々のコンクールで栄誉ある賞を受賞。
来日後は、ソフィテル東京の料飲部ディレクター及びレストラン『プロヴァンス』総料理長として活躍。
採集をテーマに、日本の食材×フレンチで前菜を創作。 |
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フードデザインは、イマジネーションの変化につながる。
視覚からの点でいえば、デザインは重要。しかし、料理で一番大切なのは、味だと考えています。あくまで私の料理は、トラディッショナルなものであり、デザインだけで成り立つものではないのです。
ですが、デザインがプラスされることで、同じ料理であってもイメージは変わり、また、
私自身がもつイマジネーションが変わるのも事実ですね。
フードデザインは、これからますます発展していくものだと思います。 |
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◆プロフィール
ブランドデザインやパッケージデザインから、自然食レストランのプロデュースを行なうなどマルチな才能を持つ。
有名なモエ・シャンドンのチューリップグラスも彼の作品であり、フレッシュタッチでは、ピクニックをイメージし、見事なグラスの花畑を創りあげた。 |
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伝統に新たなる息吹を送りたい。そのKEYとなるもの。
フランスの文化は、まだまだ閉鎖的な部分が多くあります。フランス料理は特に、伝統を重んじる文化であり、その中で新しい提案をすることはとても難しいことです。
伝統は大切です。しかし、音楽や映像、そして自然といった様々なものとの融合することを時代は求めています。
過去を踏襲し、新しさを生み出す。フードデザインは、フランスの食文化に新しい風を送りこむ、KEYになると思います。 |
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◆プロフィール
若干26歳で、フランスの名店「ラ・トゥールダルジャン パリ」
の副料理長に就任。29歳で「ラ・トゥールダルジャン 東京」の
総料理長として来日。
現在は、ホテル・ニューオータニ内のレストラン「Sakura」の料理長、「le 6eme sens」のガストロノミープロデューサーとして、フランス料理に更なる息吹を与え続けている。 |
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そこにプラスするものは、アイデンティティという軸。
自己や自国といったアイデンティティの軸をもって創りあげる、食のトータルプロデュース。それがフードデザインです。
フレッシュタッチは、日仏のコラボレーションで表現しました。
異文化の交流は、新たなインスピレーションの発見につながります。
しかし、私は、あくまで「フランスの料理」を創作しました。核となるものがあってこそ、はじめてプロデュースすることが成り立つのだと思います。 |
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◆プロフィール
フランスのランス高等芸術デザイン大学に初の食学科を設立。
フードデザインの教授として教鞭を振るう。
狩猟をテーマにした肉のインスタレーションは、彼の自由な感性、独創性が溢れる作品となっている。 |
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必要なこと。それは、グローバルな視点とトータルな調和。
フードデザインとは、空間そのすべてを表現するということ。
フードだからといって、その視点を食材に限ったものにするのではなく、常にグローバルな視点を持つことが必要である、と私は考えます。
フレッシュタッチでも、メインとなる肉はもちろんのこと器、空間、光、それらの調和をトータルに考えて創りました。 |
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◆プロフィール
素材と素材に関連したプロセスに魅了され、最近では、主にシェフとのコラボレーションによる食デザインを手がける。
今回は、釣りをテーマにし、驚きや動きにこだわったインスタレーションを創りあげた。 |
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すべてを語ってくれるのは、感覚です。
「食べる」というアクションだけでなく、その空間を感じてもらう、ということを常に頭においています。
感じてもらう、ということが、私の中では非常に重要です。
今回でいえば、「釣り」というテーマだったのですが、釣りをどう感覚的に表現できるかが 課題でした。そのために、魚という釣りを象徴的に表すものだけでなく、釣りという行為
の持つリズム、ゲーム性などに重きをおいてデザインしました。
感覚をもって、感覚でとらえる空間の表現。
フードデザインはそういうものである、と私は考えます。 |
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◆プロフィール
ヴァローナ・ジャポンのシェフ・パティシエとして腕を振るう毎日。
フレッシュタッチでは、デザイナーのサリュー・イートデザインとともに飛翔をテーマとしたデザートを展開。
コースのフィナーレにふさわしいデザートで会場を彩った。 |
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「はじめの一歩」は、やはり、美味しさ。
美味しさを表現すること、です。
フードデザインには、食に関する全てをとらえるという観点があります。
料理やお菓子といろんな物事とを掛け合わせ、新しい何かを生みだしていく作業は、
とても未知なるもので、奥深いと思います。
しかし、食の一番の喜びは美味しさです。それを表現することが、フードデザインにおけ
る「はじめの一歩」ですね。 |
Text by Eri Kadono |
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