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『FOODing WEEK
2006』が、東京(中目黒・代官山)、大阪(心斎橋)にて2006年7月25日から8月13日まで開催されました。
『FOODing WEEK 2006』は、「作る・食べる・見る 『食』を感じる」をテーマに、20日間にわたり開催された「食」のイベント週間。高校生のための『食業』体験イベント・サマークラスをはじめ、ショコラティエやフードコーディネイターなど業界の第一線をいく『食業人』から学ぶ1Dayレッスン。さらに、親子で楽しむ食育やフランス人シェフを招いてのデモンストレーションなど、気軽に食を通したライフスタイルを学ぶセレクトレッスンと盛り沢山の内容でお届け。期間中には、お子様から、学生、OL、主婦の方など、全国から約600名の参加がありました。
写真左から
親子で食育「ショートケーキを作ろう!」/自分で作ったショートケーキの味は格別です。/夏バテ防止レシピ講座。シェフがすぐ側から丁寧に教えてくれます。/テーブルコーディネート講座。簡単!おしゃれ!がテーマです。/「F・D・S
Traiteur/Catering」主宰 ダニエル・パケ氏のデモンストレーション/同氏の作品。ザリガニを使った夏メニュー。 |
これまで私たち、VFCでは、「レコールバンタン」、「バンタン・ル・ソンド・シュルプリーズ」を軸に食のプロの養成を目指し、事業を展開してきました。しかし、プロとして、職業としての「食」だけでなくライフスタイルの一部として、生活を豊かにするためのものとして、より幅広い人たちに「食」を楽しんでいただきたい。そんな思いから、『FOODing
WEEK 2006』は開催されました。
写真左から
親子で食育「ショートケーキを作ろう!」/自分で作ったショートケーキの味は格別です。/夏バテ防止レシピ講座。シェフがすぐ側から丁寧に教えてくれます。/テーブルコーディネート講座。簡単!おしゃれ!がテーマです。/「F・D・S
Traiteur/Catering」主宰 ダニエル・パケ氏のデモンストレーション/同氏の作品。ザリガニを使った夏メニュー。 |
多忙な現代社会では、軽視されがちな「食」。しかし、人は、食べなければ生きていけません。「食」とは子供から大人まで、生きるもの全てにおいて必要なもの。
もっともっと「食」を楽しんでみませんか?
私たちの周りには、様々な方法で食を表現し、美しく、魅力的に、より楽しいものへと変えるスペシャリストがたくさんいます。
今回は、『FOODing WEEK 2006』に参加していただいた「食人」フレデリック・マドレーヌ氏と鈴木宅一氏に、それぞれの考える「食をデザインすること」をテーマにお話を伺いました。 |
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■プロフィール
フレデリック・マドレーヌ氏
「パティスリー ル・ポミエ(東京・世田谷)」オーナー・パティシエ。
数々の有名パティシエを排出した「ダロワイヨ ジャポン」にて長年シェフを務めた後、独立。
FOODingWEEKでは、「フランス発!新世代シェフのクッキングデモンストレーション(パティスリー部門)」にて、「ルシオン」を製作。 |
デザインの根底には、まず味があり、そのための素材がある。「食べること」を前提としたケーキの本質は素材です。
そのため、私は素材からデザインを発想することが多く、何よりも素材を大切にします。デコレーションは最小限に、素材の味を最大限に引き出したすことを心がけていますね。
日本の米粉やゆずは、フランスにはないものなので非常に興味を持ちました。今回もポイントとなるのは「胡麻」です。
あえて、そのデザイン考案の源を挙げるのならば、私が求めるものは、古くから続く伝統的なものや、文化です。流行にとらわれることはありません。
文化は大切です。文化の中には「衣・食・住」を潤すための、豊かにするためのヒントが隠されています。そして、いつの時代も人々の生活に根付いてきたものであり、親しみやすさがあります。
例えば、私のお店で提供しているマカロンの「ヨーヨーシリーズ」。これは、マカロンを立てて、日本のおもちゃであるヨーヨーに見立てています。他にもひなまつりや七夕など、日本の伝統的な行事には、インスピレーションを受けていますね。
デザインには、遊び心やユーモアが大切。しかし、日本文化の影響を受けたケーキであっても、ケーキはフランス菓子です。フランス菓子としての味わいを変えることはありません。 |
■プロフィール
鈴木 宅一 氏(Suzuki Takuichi)
「パティスリー シトロン(東京・南大沢)」オーナー・パティシエ。
「クープ・ド・モンド日本大会」のアメ細工部門で決勝進出。「ジャパンケーキショー」では入賞を果たす。
FOODingWEEKでは、「アメ細工 デモンストレーション講座」にて、スイーツの域を越えた芸術作品である美しいアメ細工を製作。 |

今回の作品のテーマは「海」。夏らしさが感じられる涼やかなデザインにしました。アメの持つ、艶や透明感を最大限に活かした作品になっています。
以前は、建築物など人工的な物にインスピレーションを受け製作してきましたが、最近では花、草、木といった自然から受けることが多いですね。自然には制約がなく、幅広い表現の仕方が考えられますから。
アメ細工において、デザインとしての見た目は非常に重要ですが、“おいしさ”には直結しません。アメ細工はアート。“食べ物”としてのアメではなく、表現するための素材、手段としてのアメなのです。
逆に“おいしさ”のために、私が製作するものは、菓子屋として提供するパティスリー。これは“お客様のためのケーキ”であり、表現の追及ではありません。
お店が南大沢という住宅地にあるということもあり、お客様の大半はお子様中心のご家庭。ケーキは、誕生日やお祝い事など、ちょっと特別な「ハレの日」によく食べられます。今、都心のパティスリーでは、モダンでシンプルなデザインのケーキが人気ですよね。でも、うちのお店ではダメなんです。かわいらしく、見た目に豪華なものが受ける。食べる楽しさやワクワク感が感じられるデザインにしています。
そして、肝心なのはデザインと味のバランス。味わいを逸脱するようなデザインにはしません。逆も同じです。この形ゆえの味、この味ゆえの形、であることを守っています。 |
Text by Eri Kadono |
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