最近まで一般的なアメリカ人は、チョコレートはキャンディーと同じカテゴリーで、「甘いもの」としての認識しかありませんでした。「この観点を変えたかった。」とキャシーさんは言います。プレミアムで、甘すぎない、おいしいチョコレート。「甘い食べ物」以上の価値を持ったチョコレートを楽しんでもらいたい、そんな気持ちからチョコレートラインをスタートさせました。verēの商品ラインナップはすべてダークチョコレート。砂糖を控え、カカオを75%以上使ったものばかりです。verēを立ち上げて間もない頃は、まだチョコレートの効用が一般的に広まっていなかった時代。思うように売り上げが伸びませんでした。バイヤーは、ダークチョコレートというだけでそっぽを向いてしまうのが現状。「消費者が求めているのは、甘いミルクチョコレート。苦いダークチョコレートなんて売れないよ。」
レッグウェアブランドを立ち上げた当時に言われたバイヤーの言葉が頭をかすめます。
しかし、甘すぎないチョコレートの需要はあると確信し、素材にこだわったチョコレートを作り続けました。やがて、カカオポリフェノールの効用に注目が集まり、ダークチョコレートが健康によいとテレビや雑誌で取り上げられ始めます。マーケットのニーズが180度変わり、フードショーなどの見本市でもバイヤーがこぞってダークチョコレートを仕入れていくようになりました。
最高の素材と、その味とは
「今でこそ浸透してきつつあるオーガニックも最初はこんなことをいう人もいました。『虫がついている野菜をなんで倍の値段も出して買わなきゃいけないのか』って。チョコレートも同じ。「砂糖を少量しか使ってないチョコレートをなんで倍の値段を出して買わなきゃいけないのか」と言う人もいました。しかし、実際砂糖のほうが、カカオよりも安いのです。みんなダークチョコレートは苦いと考えている。その考えを変えてほしい。甘すぎるチョコレートだと、素材の味が生きませんし、何より体に良くない。最高の材料を選んで使っているその、素材の味を感じてほしいのです。」
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