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NewYork スタイル

世界中・・・


57

六本木ヒルズ、ミッドタウンなどで様々な分野での注目を集める六本木に、57はあります。
ダイニングシェフに抜擢されたのがシェフ米澤文雄氏でした。
57には、ダイニングの他にバーやラウンジが存在し、まずアペリティフとして一杯バーで、その後食事を楽しむためにダイニングへ。
一つの空間で、様々な食の楽しみが実現できます。

57のコンセプトとは「お客さまに喜んで帰ってもらうこと」。レストランに来てお金を払うのは贅沢のひとつ。様々な付加価値を求めてお金を出してくれる、そのためには美味しくて当たり前でなくてはなりません。そうでない状況は申し訳ないし、サービスもすごく重要な要素だと思っています。

57店内
そう答える米澤氏。彼は修行で訪れたNYでどのような影響を受けたのでしょうか。

シェフ 米澤文雄

日本でイタリアンやフレンチレストランで働き、NYへ。当初は英語がしゃべれず日本料理店で働き始めます。しかし、やはりフレンチに携わりたいという気持ちが強く、ニューヨーカーが選ぶレストランガイド ザガットなどに掲載されているレストランに自ら電話をし、トレーニングを受けさせてもらえないかとアピールしたそうです。

そしてジャン・ジョルジュへ。
そこで学んだのは、きれいに仕事をするということ。

「当たり前で、基礎的なことかもしれませんが、きれいにすることで、仕事の速さも衛生的にも大きな影響がでてくる、それを徹底的に仕込まれました。ジャン・ジョルジュは外からもキッチンが見えるオープンなスペース、当たり前のことを当たり前にできるようになることで、はじめて+αが見えてくる、そう教えられました」
シェフ 米澤文雄氏


絶妙な甘酸味

「料理は人間性が表れるもの。こだわりだすときりがない、でもこだわりを表現できるのは店のトップシェフにしかできないもの。今トップにいるからこそ、自分に厳しくいたい」
米澤氏が作る料理は、甘味や酸味を取り入れた作品が多くあります。その甘酸味を現すのが果物。以前はこの果物を料理に使うことに違和感を感じていましたが、ジャン・ジョルジュで変わったといいます。素材の組み合わせが、互いを引き立てることを学んだのです。
「素材そのものの知識を増やすことで、微妙な味わいも美味しく調理することができる」
果物のフレッシュで甘く、酸味のある特徴を生かし、料理のアクセントに加える、いつしかこのスタイルが、彼の料理の特徴になりました。

これが米澤シェフの考えるFOOD DESIGN。

[物を見ると、アイデアが浮かぶ]
「スーパーや百貨店、市場を歩きアイデアソースを見つけます。色々な素材を知り、レシピアイデアを考えるときは、一人でバーのカウンターへ。お酒を飲みながら、じっくりノートに書き留めます」
ノート上にできあがったレシピを頭の中で味わい、実際に試作をし、あとは微調整で作品を仕上げる、米澤シェフの料理への探求。
「美味しいと喜んでもらいたい、食という空間を楽しんでもらいたい」
そんな気持ちがあるからこそ、自分に厳しく、サービススタッフの指導にも熱が入ります。



白金豚ポークチョップのグリル
Grilled Pork Chop with Spiced Apple Puree
白金豚ポークチョップのグリル リンゴの香り

カリッと響くほどジューシーな白金豚に、リンゴの香りがマッチング。ボリュームのある肉料理ながら、リンゴがさっぱりとした印象を与えるグリルです。
パースニックのスープ
パースニックのスープ
特別に用意してくださった白にんじんのスープ。にんじんの甘さをより強く感じ、ごぼうのような旨みを兼ね備えたにんじん。新たまねぎとミントをアクセントに、ターメリックやクミンを使ったオリエンタルなスープ。

じっくりローストしたビーツ
Roasted Beet Salad(Honey Mustard Gorgonzola Frisse Walnuts)
じっくりローストしたビーツと、ゴルゴンゾーラのサラダ
ハニーマスタードソース
蒸してより一層甘味を引き出されたビーツ(赤かぶ)に、酸味のあるハニーマスタード、カリッとしたくるみと、ゴルゴンゾーラのコクがアクセントに。
低温調理したサーモン
Show Poached Salmon with Sweet Paprika Confit Fresh Strawberry and Tarragon
低温調理したサーモン 色鮮やかなパプリカのマリネ
いちごとタラゴンをあしらえて

加熱しているのにフレッシュサーモンのような不思議な食感。いちごが爽やかな印象を与える目にも鮮やかな一皿。


57が提案する今までにないダイニング。
この57には、都会のレストランシーンをより洗練されたものにしようというテーマが込められています。NYのイーストサイドとウエストサイドを結ぶ57th.St、ここからお店の名が決まりました。57th.stはNYでも有名な、大人が楽しむことができるレストランメニューを数多く生み出してきました。

日本のカルチャーにも、大人のレストランシーンを定着させたい。

“自由”な料理の世界、でもそこには支持してくれる人が不可欠な存在。美味しいと喜んでもらえるからこそ、成り立つ文化といえるのではないでしょうか。New Yorkスタイルという新しい料理のカタチ、次はどんなカルチャーが生み出されていくのでしょうか。

57
住所 東京都港区六本木4−2−35 B1F
TEL 03−5775−7857
営業時間 18:00〜26:00
定休日 日曜日
http://www.fiftyseven.co.jp/



Text by Yuri Suzuki
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