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飲食店のカラーコンサルティング
カラーは、その人やそのお店のコンセプトや雰囲気を伝える重要な要素。それぞれにテーマカラーというものが必ずあります。個性や好みを出すものなので、どんなカラーを選ぶかは自由なのですが、お店の場合は売る商品、売りたい空間によって、ダメなカラーといいカラーが出てきます。例えば、飲食店では、“おいしくて居心地のよい”空間作りをしなくてなりません。

以前、お手伝いしたバー&ダイナーは、オーナーの希望から壁の色をローズがかった赤にしました。しかし本来、「赤」は人を興奮させる作用をもつ色。お酒を嗜む場所では不向きといえるでしょう。はじめは反対だったのですが、強い希望もありテーマカラーは赤に決定。そこで考えたのが、お店の一角をブルーにすることでした。興奮を抑える効果を狙ったのです。実際、お客様からは「海の中にいるみたいで、心が落ち着く」と好評のようです。
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また、家具にもひと工夫。赤にはダークブラウンを合わせることが多いのですが、それでは重厚な店内イメージになってしまうので、パイプをバーカウンターの骨組みにしました。メタリックなシルバーは、若々しくお洒落な雰囲気を演出するため、若い世代のお客様が楽しくお酒を飲める空間に仕上がりました。お店は、色だけでなく、照明やインテリアの素材の組み合わせによっても、様々な演出が可能になるのです。


料理をおいしくみせるコツも、色使いにアリ。
料理をおいしくみせるコツ。それは、テーブル・器・料理の色使いとバランスにあります。お皿が白ければ、それをキャンバスに見立てて、絵を描くように盛付けていくといいですね。やはり日本人は、懐石料理に代表されるような「少しずつ様々な彩を…」という盛付け方を好むのだと思います。ドンと山盛りはNG。器の白という余白である"間"を活かし、料理の色をより際立たせることがポイントです。

また、反対色(補色)の組み合わせには、色を鮮やかに浮き立たせ、食欲を掻き立てる効果があります。例えば、まっ赤なトマトと緑のバジル、オレンジ色のカボチャに添えられた緑色のパセリ。どちらも単品であるより、おいしそうに感じますよね。皆さんも普段から、自然に取り入れているのではないでしょうか。そして、よく「ダイエットには青が効果的」と言われますが、それは間違い。これも補色が関係しています。食べ物には、赤やオレンジなど暖色が多いので、その補色である青の器やテーブルクロスを使うと、料理の色が映えてしまいダイエットには逆効果です。
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洋服1つで、“おいしい”空間に。
テーブルの上だけでなく、食事の際に着る服の色にも「おいしくみせるコツ」があります。例えば、フォーマルな時によく使われる黒ですが、黒は冷静沈着なイメージを与えるので、楽しく会話の弾む食事を演出する色ではありません。楽しさやおいしさには、イエローなどの明るい色が一役買ってくれます。イエローには「おしゃべり」の効果があるのです。着こなしが難しい場合は、服の模様・刺繍やアクセサリーにイエローを取り入れてはいかがでしょうか?是非、今度大切な人とのお食事やデートの際に、工夫してみて下さいね。

◆鳥沢氏おすすめのSHOP ≫ Rue Favart(リュ・ファヴァー)
恵比寿ガーデンプレイス傍にある独特な雰囲気の一軒家カフェ。個性的なインテリアカラーは一見の価値あり!
渋谷区恵比寿3-28-12 TEL. 03-5421-0688

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鳥沢 久美子(Kumiko Torisawa)
外資系損保会社に勤務の後、カラーのスペシャリストになろうと一念発起。
カラーリスト養成学校在学中からインテリア、イベント、ブライダル、ファッション等、数々の仕事に携わり、1996年からフリーランスに。2002年 恵比寿に仲間と共にトータルカラーオフィスを設立後、2004年に渋谷に個人事務所を設立。2006年 南青山に移転。パーソナルスタイリング、インテリアカラー、プロダクトデザイン・開発等、幅広い分野で活躍中。
http://www.colorboration.com/
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