全然関係なく思えるかもしれませんが、無理矢理「食」に絡めて言うならば、言葉で、世の中の見方感じ方が変わる例として、世界の終わりだといわんばかりに落ち込んでいる時、「ご飯が食べれて眠れるんなら、大丈夫だよ」っていう友人の一言で、少し気が楽になったり、悩みの種と少し距離を置けたりする。
自分の周りの世界が、違う様相を帯びて見えてくる、そういう感覚が、「言葉」と「眺め方」の関係、だと、思ったりします。
全然次元の違う「文章」などの「力」で、ある映像を思い浮かべたり、あるいは、映像にもなっていない「コンセプト」みたいなものを、描けたりします。
モラキュラーバーに、行く機会がありまして。料理の概念を越えた料理に出会いました。料理にも、こんな切り口があったのかと新鮮な驚きでしたね。
例えば、液体窒素を使わなくても、料理はできる。しかし、その調理法、それから得られるイマジネーションの広がり、みたいなものが、ここまで認知されたのは、先駆者の努力の賜物。
エル・ブジに代表されるこの手の手法も、モノの見方、料理の眺め方を変えたものだと思います。
料理界に新しい考えを吹きこみ、今までにないものを発表した彼の料理も、こうして定着し、次にまた新しいブームが出てくる。
そういう意味では、モノづくりはどんな業界であれ通じるものがありますね。 |