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怖がらないで!食物アレルギー

食育への関心は日々高まっています。すくすく育ってほしいという子どもへの願いをもつ親の気持ちになって、FJaponのkidsページでは、「食」の楽しさや「食」に関する企業の取り組みをお伝えしています。
2008年1月号では、アレルギーケーキを製作する株式会社シャトレーゼのご紹介をしました。
食物アレルギーをもつ子どもたちのために、三大アレルゲンの卵・乳製品・小麦を除いたケーキの製作・販売の実現により、アレルギーを持つ子どもたちが安心してケーキを食べられるようになりました。そして今回も、食物アレルギーへの取り組みに高い関心をもつ企業、キユーピー株式会社についてお伝えします。


キユーピーの取り組み
キユーピーがベビーフードの発売を開始したのは1960年。
当時は食物アレルギーが問題となることなど今日ほど考えられていませんでした。そして1980年代後半、食品会社として、或いはベビーフードのメーカーとして、食物アレルギーに悩む生活者を応援した取り組みを始めました。

■アレルギー表示
■アレルギー配慮ベビーフード
アレルギー特定原材料等25品目と米を使わないベビーフード「よいこになあれ」シリーズ、また5品目(小麦・卵・乳・そば・落花生)不使用の主食・主菜メニューを商品化しています。その他におやつもあります。
■アレルギー情報提供サービス(パッとび‐J)
商品バーコードを携帯電話で読み込むと、商品情報ページにアクセスできます。
商品のアレルギー特定原材料等の情報や、どの原料にどのアレルゲン物質が含まれているかを知ることができます。また、アレルギー検索サイトからは卵や小麦などのアレルギー特定原材料を使っていない商品を、月齢別に検索することができます。
■アレルギー診断食提供
専門の医療機関と共同でアレルギー診断食を開発。
アレルギーの原因食品を特定する食物負荷試験に使われています。
■卵アレルギー研究
卵アレルギーの原因となっているのは、主に卵白に含まれるたんぱく質です。
加熱してたんぱく質を変性させるなどした卵白をつくり、それを食べることで卵アレルギーになりにくくしたり、症状を改善させる研究を専門医療機関と共同で行なっています。
■食物アレルギー啓発DVDを無償配布
食物アレルギーの理解の輪を広げ、食物アレルギーを持つ乳幼児の保護者を応援したいとの願いを込めて、食物アレルギー啓発DVD「聞いてみよう!食物アレルギーのこと」を制作。
全国の保険所、保健センター、親の会などに、無償配布されています。

キューピーの取り組み


赤ちゃんの体質に合わせたフードの開発
キユーピーによる多彩なメニューは大きく3つに分類され、「レギュラー」「5つのアレルゲン不使用」「アレルギー特定原材料等25品目不使用『よいこになあれ』」があります。店頭で識別しやすいよう、パッケージは「赤」「黄」「青」の配色で分けられています。

すきやき風煮 野菜おじや ツナと野菜のカレーシチュー 豚肉と大豆のトマト煮

(左から、すきやき風煮、野菜おじや、ツナと野菜のカレーシチュー、豚肉と大豆のトマト煮)
「黄」は、小麦・卵・乳・そば・落花生の5品目、「青」は厚生労働省特定原材料等25品目(小麦、そば、卵、乳、落花生、あわび、いか、いくら、えび、オレンジ、かに、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)が原材料として使われていません。


InterView キユーピー株式会社にインタビュー

■ アレルギーを配慮した「黄」と「青」の商品化には、どのような親御さんへの想いがあるのでしょうか。
アレルギーのため、食べられない食材のあるお子さんにも、栄養の偏りが生じないような食事、そしておいしい食事を提供したいと思っています。
しかし、使用できる原材料が限られますのでメニューの幅を広げるのはなかなか大変なことです。それでも、スタッフ一同、「時にはお母さんに手作りを休んで、お子さんとふれあう時間を大切にしてほしい。」という想いと共に、日々研究を進めています。

■ アレルギーを配慮したベビーフードは、通常のものと味が異なりますか。
ベビーフードは通常品も素材の味をいかす薄味に仕立てています。
アレルギーに配慮したベビーフードは、アレルギーに配慮した調味料を使用しているため、味付けに多少の制約はありますが、おいしさを追及するという意味では、通常のベビーフードの味に違いはありません。

■ 食物アレルギーに関して、生活者からの問い合わせはありますか?
食物アレルギーはとても重要な問題なので、商品についてどのアレルギー特定原材料が使われているかという問い合わせはたくさんあります。
2007年に、アレルギー関連情報がその場で分かる商品バーコードシステムを導入以降、アレルギーに関する問い合わせは減少しています。
アレルギー食品

キユーピーの研究
キユーピー研究所では、数多くの研究成果が残されてきました。その中でも、卵の研究は著しく、卵アレルギーを持つ方への卵の改良や、卵殻カルシウムのカルシウム強化剤としての使用、また靴底の滑り止めや塗装原料としての卵殻カルシウム利用など、私たちの身の回りに広がっています。特に印象的なのは、私たちのライフスタイルに着目した研究で、腎臓病、コレステロール、アレルギーなどを配慮して、研究・商品開発が行われていることです。

安全、安心、そして優しさを世に送り出すキユーピー
「安全」「安心」だけが食品会社のミッションではなく、生活者の悩みに応じた商品開発には、研究員や開発担当者の人としての「優しさ」も感じます。
アレルギーの子どもを持つ親御さんの気持ちになって「時には親御さんが手作りを休んで、子どもとの時間を育んでほしい」というスタッフの想い。
それはカタチとなって、他のお子さんと同じように食を楽しめるようになりました。
さらには親御さんの苦労を軽減する「優しさ」は加工食品が手助けとなって、育児で忙しい親御さんの調理時間の短縮を実現しました。
調理時間を短縮する加工食品は、健康を害すると思われがちですが、キユーピーのベビーフードは「安全」「安心」「優しさ」の3要素を取り揃えた加工食品として、親御さんにご提案します。


Text by Kanae Kimura



キユーピーのベビーフード試食会が、食の専門スクールLecole Vantan内で開講中の授業「キッズエデュケーション」にて行なわれました。「人間の味覚形成」について学ぶため、赤ちゃんの味覚を体験しました。
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