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Vol.10 フードコーディネーター


美味しいものをもっと美味しく魅せる

OL時代、私は寮で生活していました。寮の食事は皆で当番制。食事を作っているうちに、美味しいものをもっと美味しくみせたいと思ったのがきっかけで、フードコーディネーターという職種を知りました。
今、私が携わっている仕事はTVやインターネット、カタログの通信販売などのフードコーディネートです。常に3〜5本の企画を同時進行しています。
例えばTVショッピング(TV通信販売番組)の場合、番組制作スタッフと話し合って、どう撮ったら美味しそうにみえるのか、どういうレシピで紹介したら、より多く注文が取れるのかを提案していきます。
その地方の人しか知らない食べ方を調べたりすることも大切ですし、季節感を演出したり、鍋ものがぐつぐつしているところ、バターがとけるところ、湯気が出ているところ・・・などシズル感を演出することで、食べてみたい、買いたいなと思わせる工夫を凝らします。

商品には、メーカーさんや作り手の想いが沢山詰まっているんです。それこそ商品の魅力ですから、画面を通して最大限伝えられるように、演出はとても大切だと思っています。
この仕事は、新人かベテランかは関係なく仕事を任せてもらえる職場。
自分のアイデアを周囲の人たちが尊重してくれます。最初はプレッシャーでしたが、信頼されているという嬉しさと、自分がいないとこの商品は売れないという責任感が生まれました。



とっておきや 野尻さん1


ライブ感が心地いい

TV番組は生放送なので、常に時間との戦いです。まだアルバイト時代の話になりますが、ディスプレイ用に一度に3種類のパスタを茹でて、それぞれソースをかけて出すということがありました。
自分ではしっかり茹で上がり時間を逆算して臨んだつもりだったのに、撮影スタッフが欲しい時に、パスタを用意することができませんでした。
そこで、生放送の恐ろしさを感じました、ただただ、TV局のスタッフさんや先輩に申し訳ない思いでいっぱいでしたが、失敗があったからこそ、学ぶことがありました。
経験を積むうちに、今では生放送のライブ感、臨場感が心地よく感じると思えるようになりました。大変だけどすごく楽しい仕事です。
「あぁ、ここでビールがあればなぁ…!」という事になれば、すぐに走ってビールを準備する、生放送ですから時間との戦い、とにかく走ります。
フードコーディネーターは、体力勝負です。

野尻さん2

まだ誰もやっていない、何かがしたい

日常生活の中に、美味しく見せるヒントはたくさん隠れているので、毎日様々なものにアンテナを張るように心がけています。特に、デパ地下や電車の中の広告にはアイデアが溢れていますし、食だけではなく、いろいろな経験が役に立つと思っているので、なんでも挑戦してみることにしています。
今の仕事は、TVの前のお客様を相手に仕事をしていますが、将来は、お客様の反応がじかに伝わってくるような距離で仕事をしたいです。
それは、自分のお店を持つことなのか、ケータリングなのか、その他のことなのかまだわかりませんが、誰もやっていない"何か"がやりたいです。
日本には沢山美味しいものがあり、美味しいものを大切に作ってくれている人たちがいます。
それを沢山の人に知ってもらいたいから、もっと売れるフードコーディネーターになりたいと思っています。私は人が好きです。
人が喜ぶことがしたい、それが料理や今の仕事に興味を持った根源でもあります。
だからこそ、人に喜んでもらえる、伝えられる、教えられる仕事をしていきたいと思っています。


◆Profile
野尻京子(25歳)
2006年度1年制フードコーディネイト専攻科卒業
高校を卒業、フリーター・OLを経験後、バンタンに入学。株式会社オージーフーズ営業部においてフードコーディネーターとして活躍中。

◆One day Schedule

〜OAがある日〜
4:00 スタジオ入り・荷物の搬入

5:00 調理・コーディネート、出演者・スタッフとミーティング

7:00 オンエア立会い

8:00 片付け(洗物・荷物搬出)

9:00 片づけが落ち着いたら、朝食をとる

11:00 帰社・売上報告・オンエアの検証

12:00 次のオンエアの打合せ、申し送り

13:00 メールチェック など

〜OAがない日〜
9:00 出社

9:30 ミーティング・メールチェック、レシピ試作

12:00 昼食

13:00 3ヶ月先の特集の台本を考える

14:00 過去のオンエアを検証

1630 次のオンエアの打合せ、申し送り など



◆野尻さんが働いている会社はコチラ >> 株式会社オージーフーズ

テレビ・新聞広告・インターネットを主力媒体とした通信販売において、商品企画に始まりそれらを掲載するカタログや広告の自社製作、そしてお届け後の代金回収にいたるまで、お客様が求める「食」を幅広くコーディネートしています。
http://www.aussie-fan.co.jp



Text by Yuri Suzuki
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