作品にこめたストーリー
こうして、今までの経験と折形デザイン研究所との出会いにより、ようやく作品が商品化されます。
「和三盆干菓子〜三かく四かく〜」三角形と四角形が一つになった独特の立方八面体をしたお干菓子。 干菓子とは、和三盆糖で作られる和菓子の中の一品。模様の掘り込まれた木型で打ち出す、伝統を守った貴重な和菓子です。
職人技がひかるこの菓子は、まろやかで柔らかい風味が特徴。
この特徴を際立てるのが立方八面体という形で、干菓子の柔らかさに不思議な口あたりを加えます。
この作品を考えるのに、ストーリーを込めました。様々な背景やライフスタイルがある世界、それぞれがどのようなシチュエーションでこの干菓子を登場させるのか…
職人が最高の干菓子を作る、自分はそれにどんな付加価値をつけることが出来るか、それがプロデューサーとしての仕事だと考えています。
使う人を育てよう
よく、自分は和菓子屋らしくないと言われます。みなさん和菓子屋にはどんなイメージを持たれているのでしょうか。
にしても、らしくないといわれると何だかうれしい、それが和菓子の真骨頂を自分自身で見せられているんだったらいいですね。
そんな自分にとってアイデアの引き出しとなるのは都内にいること。会う人・モノすべてに刺激がある、歩いているだけで知らないことが次々に目や耳に入ってくるのです。
そこから生まれたアイデアで、和を使う人を育てていきたいと思っています。
和の世界を変えていこうというものではありません。今の時代に和ものが残っているというのは、使う人がいるからこそ。
その使う人がもっと増えれば、和ものを使用する人が増えます。様々な角度で新しい和の提案することが、今後も和の文化を残すために大切なことだと考えています。 |