
食前茶「アペリティー」、食後茶「ディジェスティー」
欧米では、食事の前に、食前酒(アペリティフ)として軽くシャンパンやカクテルなどを愉しむ習慣があります。これからはじまる素敵な時間への期待を膨らませ、会話しながらゆっくりとメニューを見て、決めるまでの時間を愉しむ。苦味や泡で軽く胃を刺激し食欲を増す効果も期待されます。
また、食後は、すばらしい料理の数々を振り返り余韻を愉しみ、心と体を落ち着かせる時間でもあります。心地よい余韻を残す香りや爽やかな香りを持つお酒、消化を促進するようなお酒が食後酒(ディジェスティフ)にはお薦めです。
今回は、食前酒、食後酒の代わりに食前茶(アペリティー)、食後茶(ディジェスティー)を紅茶ベースで製作いたしました。 |
紅茶について
紅茶は、無糖でカロリーオフなのに、そのまま飲んでおいしいと感じさせる数少ない飲料の一つ。スイーツとの相性抜群のうえ、さらに紅茶には脂肪分の吸収を抑える成分が含まれるため、カロリーを気にされる方には特にお薦めです。
また、フルーツやハーブとの相性がよく、いろいろなアレンジが楽しめます。紅茶の茶葉に含まれる成分であるテアニンを摂取すると「リラックスしながらも、頭はすっきりした」状態を示すα波が多く現れるとの研究報告もあり、リラックス、集中したい時に最適な飲料です。
今回使用するアールグレイアイスティーは、ベルガモットの香りを付けた爽やかな柑橘系の香りの紅茶。また、アフリカのケニア紅茶は、知名度こそ低いものの、紅茶輸出量世界一を毎年、スリランカと争うほどの紅茶生産国です。CTC製法で作られた小さく丸まったケニア産の茶葉は、赤く美しい水色(すいしょく)、渋みが穏やかでコクがある風味のため、どなたでも飲みやすく、アレンジしやすいのが特徴です。
夏のドリンク提案。「THÉ-SU(テス)」と「シュクラン(ありがとう)」
体にいい酢を毎日無理なくとる事ができるように、最近の酢は刺激がかなり抑えられているものが多くなり、飲みやすいように工夫されたものも増えています。
ブルーベリー、リンゴ、ブドウなどの果汁を発酵させたフルーツビネガーに、香り高い果汁をあわせたデザートビネガーや、黒酢などの穀物酢を好みやシーンによって使い分ける人が増えています。
今回は、デザートビネガーを、フルーツと相性のよいアイスアールグレイティーとあわせて、酢のお茶(THE)という意味で「THE-SU」として提案しました。
ビネガーの心地よい刺激が食欲を増進させ、フルーツの香りが食事への期待を膨らませます。
「シュクラン」は、モロッコ、チュニジアなど北アフリカで愉しまれている優雅でエキゾチックなティースタイルです。
地域によって緑茶ベース、紅茶ベースなどがあり、トッピングするハーブなどもさまざまですが、かなり甘いものが多く、暑い時期はその方がおいしく感じます。
消化を促進し、口中と気分を爽やかにするミントティーは、ディジェスティーとしておすすめです。 |
 |
|
Text by Masahiro Yamagami
 |
 |
製作者 レコールバンタン講師
山上昌弘 |
|
講師コメント
世界中で今、食事時のドリンクとして、紅茶、烏龍茶、緑茶などカメリア・シネンシス飲料の健康効果に高い注目が集まっています。特に、お酒が飲めない人が多い日本では、食事と合わせやすいティードリンクはレストランの飲料として重要です。それもおいしいだけではなく、+αが求められていますので、話題の健康食材を組み合わせたり、インパクトのあるスタイリングにすることで、ちょっとしたサプライズを演出するといいでしょう。 |
レシピ
デザートビネガー(ローズヒップ&マンゴー)…20cc
アールグレイアイスティーベース…80cc
レモンピール
|
ケニア紅茶(ホット)…1tsp/180cc
生スペアミント葉…一つかみ
生ベルベーヌ葉…少々
ローストした松の実…少々
角砂糖…適量 |
|
 |
|
|
 |