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柿は日本原産の果物と言う説があるほど日本では古くから食される果物で奈良時代までさかのぼります。
柿は1000以上もの種類があり南は九州から北は東北まで全国で沢山の種類の柿が栽培されています。
その中でも奈良の柿出荷量は全国2位。
昔から奈良の柿は俳句に読まれたり、柿の葉を使った特産物「柿の葉寿司」も有名です。
「奈良と柿」は古くから切っても切れない間柄といわれています。

奈良県の柿
「富有はあごで食べ、次郎は歯で食べ、たねなしは舌で食べる」というほど柿はその種類や産地によって味も食感も形状も様々。
大きく分類すると「甘柿」と「渋柿」に分けられ、奈良県ではそのどちらも収穫されています。
奈良県の柿は6月下旬、ハウス栽培の「刀根早生(とねわせ)」が出始め「平核無(ひらたねなし)」「富有(ふゆ)」を出荷し、年明け冷蔵柿まで出回ります。
富有柿は完全甘柿で甘柿の全体生産量の60%を占める「甘柿の王様」で岐阜県、福岡県と並んで奈良県が1万トン以上を生産する御三家です。
対して「渋柿の王様」は平核渋柿の早生種、刀根柿で刀根早生は奈良県で生まれた柿です。
刀根早生のハウス栽培も盛んで出荷量は全国1位です。

柿のおいしさ
産地は山岳地が多く昼夜の温度差があるので奈良県の柿は赤く色づいてもすぐにやわらかくなりにくく甘味が強いのが特徴。
「富有」・・・甘くて美味しい「甘柿の王様」
「平核無」・・・果汁が多く渋抜きされた爽やかな味
「刀根早生」・・・まったりとして滑らかな味
「刀根早生(ハウス柿)」・・・まったりとした糖度の高い味わい

柿の形状
柿にはたくさんの種類があり、同じ柿でも産地や生産者によって違いがあり、一概に色、形、艶だけでは「おいしい柿」とは見分けられません。
大きさの大小や色の濃い薄いは同じ産地(種類)のものを比べて初めて成り立つ見分け方になります。
奈良県は柿は形状も様々ですが大玉のものが人気だそうです。
「おいしい柿」を見分けるにはヘタがポイントになります。
成長過程でヘタが欠けてしまうと柿の実が大きくなりません。
またヘタと果実の間に隙間があると虫が入ってしまいます。
柿を選ぶ時はヘタが4枚揃っていてヘタが果実に張り付いているものを選ぶと良いでしょう。

旬(収穫)
ハウス柿の導入で秋の果物であった柿は6月下旬から2月頃まで楽しめるようになりました。
ハウス柿は6月下旬〜9月下旬、一般の柿は9月〜2月頃まで出荷されます。
「刀根早生」・・・9月下旬〜
「平核無」・・・10月中旬〜
「富有」・・・11月上旬〜

健康効果(美容効果)
柿の学名は「ディオスピーロス・カキ」、ラテン語で「神から与えられた食べ物」という意味を持っています。
その名のとおり、様々な効能効果を持ち古来から中国では漢方薬として、日本では民間薬として広く親しまれ、ヨーロッパにおいても薬果として大切にされていました。
主な効能として風邪の予防、高血圧予防、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、がん予防、二日酔い改善などがあります。
柿はビタミンCが豊富でシミ・ソバカスなどの美容にも効果的です。
柿の柿渋にはタンニンが含まれ、タンニンには抗酸化作用、抗菌作用、収斂作用、血液降下作用などが期待できます。
このビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出する作用があり、柿が持つ豊富なカリウムには利尿作用があるため「二日酔いには柿が良い」と言われています。

保存方法
ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間ほどは美味しく食べられます。
常温の場合2日ほどで軟らかくなってしまいます。
柿は追熟しない果実なので早めに食べることをおすすめします。


Text by Natsuko Kaneko


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070920_repo_02.jpg
070820_repo_03.jpg 製作者
フードデザイン研究所
金子 菜都子

製法ポイント
1.ボウルに干し柿より上の材料をいれ手でよく混ぜひとまとめにする。少量でも油分がないため普通のパン生地より捏ねづらいが、手の平の付け根部分を使って体重をかけるように良く捏ねる。(約15分)
2.干し柿(1/4カット)を生地と混ぜ合わせ均等に4等分にする。丸く形を整え、固く絞ったぬれぶきんをかぶせ10分休ませる。(乾燥は絶対に防ぐ)
3.生地を平らに潰し20pの棒状にする。(全体が同じ太さになるように気をつける)
4.ドーナツ型に成形しオーブンシートの上にのせ、ばんじゅうにふたをして約40分程発酵させる。
5.鍋にお湯を沸かしモラセスを加えベーグル同士がくっつかないように両面30秒づつ茹で、良く水気を切る。
6.200℃に温めておいたオーブンで約15〜20分焼く。
※いろんな野菜やクリームチーズをサンドしてお召し上がり下さい。

コメント
暑い夏が終わり実りの秋が近づいてきました。
秋の果物『柿』。
みずみずしくも甘く、濃厚なその味を干し柿にしてベーグルに練り込みました。
もっちりと歯ごたえのあるベーグルに、干し柿の風味や甘味をプラス。
クリームチーズにマリネしたフレッシュ柿、野菜やパンチェッタと柿を一緒にサンドしたり・・・
柿の魅力を存分に活かしたプレートです。



レシピ

○柿のベーグル
パン用強力粉…250g
きび砂糖…12g
インスタントドライイースト…2g
塩…4g
水…140cc
干し柿…40g
お湯(ゆでる用) …2L
モラセス…大1

○クリームチーズ(ホワイト)
クリームチーズ…60g
蜂蜜…10g
オレンジゼスト…適量

○クリームチーズ(ブラック)
クリームチーズ…50g
クーベルチュール…20g
コアントローリキュール…100g

○柿のマリネ
柿…1個分
コアントローリキュール…15cc

○柿のベーグルサンド
柿のベーグル…1個
柿…1/8スライス
パンチェッタ…1枚
レタス…1枚
トマト(スライス)…1枚
キュウリ(スライス)…3〜5枚
マヨネーズ…適量
粒マスタード…適量

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