梅
観賞用を加えると、その種類は300種を超えるという梅。和歌山をはじめ、群馬、奈良などが産地として有名です。
中でも紀州和歌山のトップブランドといえば“南紅梅”、果肉が厚く香り高いのが特徴で、梅干や梅酒などに加工しても最高といわれています。梅はもともと中国から8世紀半ばに渡来したもので、平安時代以前“花”といえば梅のことを指すことが多かったといいます。 今回は花梅の季節に梅酒を使用したスイーツプレートをご紹介します。
味と形状
[花]
実はバラ科に属する植物。観賞用の花梅と、実用の実梅に分けられます。
花梅は主に3種に分けられ、中国原種に近い野梅系/色の濃い緋梅系/桃色の花をつける杏との雑種の豊後系が存在します。
実梅は豊後(ふんご)、鶯宿(おうしゅく)、月世界(げっせかい)、白加賀(しろかが)、甲州最小(こうしゅうさいしょう)、玉梅(たまうめ)、古城(こじろ)、南高(なんこう)などがあり、花つきはそれぞれ色・形が違います。
[実] その昔、果物のことを菓子と呼んでいました。梅も奈良時代は桃や枇杷と同じように生菓子として食されていたといいます。平安時代になると、中国からの書物から梅干の効用を取り上げるようになり、その薬効や殺菌力に注目、梅干の他、梅酒や梅酢に加工されるようになります。
健康効果
実梅には薬効と毒性、両方が存在します。
薬効としてはクエン酸などの有機酸を多く含み、疲労回復や防腐効果、食欲増進、整腸作用があります。それゆえ、夏場のおにぎりは梅干を入れることで腐敗を防ぎ、食前酒として梅酒を飲むことが食欲につながります。
毒性というのは青酸のこと。未熟な青梅には“アミグダリン”と呼ばれるものがあり、胃中の酵素分解によって猛毒の青酸が発生するので生食は決してしません。
収穫(旬)
早春に白い花が咲き、6月に青い実をつけます。
6月といえば梅雨。梅という漢字を使うのは、梅の実が熟す頃に訪れる雨期だということが理由といわれています。
梅まつり
梅をシンボルとして国花や県花にする土地が、日本・中国には多く存在します。
そんな梅の花も、2月は満開のシーズン。数ある梅の名所から都心に近い神奈川県の曽我梅林をご紹介します。
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