メロン
網目の張られた果皮にナイフを入れると、薄緑、あるいはオレンジなどの果肉が現れ、甘い香りがいっぱいに漂う。ごつごつした外見とはいえ、みずみずしい彩色の果肉の出現は、幼い頃の自分に感動を与えた。その記憶によると、メロンは高級嗜好品で食卓に上がることは滅多になかった。 ところが、茨城のある青果店で、不思議な見た目の「キンショウメロン」と「クインシーメロン」に出会う。価格も買い求めやすく、店頭に沢山並んでおり、意外な光景だった。
キンショウメロン 黄色の表面に覆われて、縦長のフォームのキンショウメロンは、想像するメロンと異なるのではないだろうか。それは黄色種のマクワウリとスペイン系の雑種によるもので、果肉は白いが香りは「メロン」である。肉質はややかためで歯ごたえがあり、さっぱりとした甘みがある。
クインシーメロンクインシーメロンの表面には網目模様が張られ、小振りなフォームである。果肉は夕張メロンのようなオレンジ色で、口の中に広がる甘さが特徴。
茨城のメロン 茨城の土壌は水はけの良い砂地で、海沿いの土地は昼夜の温度差がはっきりとしている。こうした条件はメロン栽培に適しており、茨城県の特産品とされている。 メロンの育ちやすい環境について興味深い点は、気候の変遷と合わせて産地が日本列島を推移するというところ。同じ土壌・地理条件の整う熊本から北上し、茨城、山形へと時期をずらしてメロンが育つ。露地栽培のキンショウメロンにとっては適した環境であるが、同じ土と気候を利用してハウス栽培で育つクインシーメロンなどに、最近の原油価格高騰が影響を与えているという。にもかかわらず、安価で提供されるメロンには、農家の方による「安価で気軽にメロンを食べて欲しい」という想いが込められており、メロンの市場価格の値上げには至っていない現状。小麦やバターの問題の次に、原油の問題が将来の食卓事情を変えてしまうのが恐ろしく、気軽に購入できるメロンが私たちのライフスタイルから消滅しないでほしい、という願いが募る。協力:JA常総ひかり 園芸 大山さん
コメント コメント:和梨、柿、スイカのように、メロンもそのまま食べるのが一番美味しい果物だと思います。ですが、あえて作るとしたらヨーグルト系の酸味があるものと合わせやすいかもしれません。
製法ポイント 製作するときはまだキンショウ・クインシーメロンは少し固めのメロンでしたので、甘みと香りを持たせるために、ハチミツとコアントローを加えてみました。熟成が進んだものであれば、この工程は省きます。
@ pate a foncer (パータ・フォンセ) 無塩バター 150g 薄力粉 250g 卵黄 1つ 水 40g 塩 4g グラニュー糖 10g
A fevillantine au chocolat (フィヤンティーヌ・ショコラ) 無塩バター 50g チョコレート(ビター) 50g プラリネ 50g フィヤンティーヌ(市販) 100g カカオニブ 20g