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ある日の大阪・南堀江の古びたマンション。
訪問者が戸惑いながらインターホンを鳴らす。
「――いらっしゃいませ」。
訪問者は恐る恐る言葉を発す。
「卓球できるラウンジがあるって聞いたんですけど・・・。」
「――どうぞお入りください」。
実は、これが中目卓球ラウンジの“入店儀式”です。
お客さんを選びたい、というオーナーのこだわりが感じられます。
(住所・大阪市西区南堀江1丁目22-18
TEL 06-6533-6011)
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お祝いの花が飾られたエントランス

ドアを開けると、広々した部屋の真ん中に卓球台が1台あり、それを囲むようにテーブルやソファが並んでいます。どこかで耳にしたことのある心地よい音楽が流れる中、卓球に夢中になる人、ビールを片手に立ち話に花を咲かせる人、スーツ姿で真剣な話をしている人など、それぞれが気ままな時間を過ごしています。
誰かの「一緒に卓球しませんか?」という掛け声から、いつの間にか勝ち抜けトーナメントが始まることも珍しくないそうです。本格的なプライベートコンペなどにも利用されています。
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中央にある卓球台が、すぐ目に飛び込んできます。

フードメニューはスタッフが考案した西洋風の創作料理が中心です。客単価はだいたい3,000円位から。
東京・南青山から仕入れているという“おぼろ豆腐”(800円)は知る人ぞ知る絶妙の一品。寒い季節には嬉しくなる温かい煮込み料理やマグロを使った個性派料理など、バリエーションは豊富です。心と体の健康を、食事と卓球でサポートする、そんな小料理ラウンジでは、卓球を楽しむもよし、食事を楽しむもよしで、時間が経つのも忘れてしまいます。
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左手前が絶妙の一品“おぼろ豆腐”

こちらはマン・フュージョン・システム(東京・目黒区)が手がける「中目卓球ラウンジ」(目黒区上目黒1の2号店で、初のフランチャイズ店です。
オープン前夜のレセプションでは、58坪の店内に250人のお客さんが殺到、足の踏み場もないほどでした。驚いたことに、口コミだけでこれだけの人数を集めたのだそうです。オーナーの人脈や人々の期待感の高さを感じました。
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バーカウンターの雰囲気も素敵です。

ラウンジやバーにおけるスポーツシーンといえば、ビリヤードやダーツがすぐに思い浮かびます。その中で、卓球に目を付けたのは「サッカーやテニスをやっていたことを口にするのは格好良いけど、卓球って恥ずかしくて言いにくいよね」「でも卓球って意外と好きな人が多いんじゃないの」「じゃあラウンジとくっつけてやってみようよ」という発想から。
“食と卓球”を融合した中目卓球ラウンジの登場によって、大阪に新たなライフスタイルが誕生しそうです。
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楽しそうな表情で卓球の準備をする人々。


「商談スペースとしても使ってもらいたいね」と語るオーナー。堅苦しいレストランや料亭ではなく、リラックスした空間で商談を繰り広げることで、互いの信頼感がより一層深まるのかもしれません。“卓球”という誰もが気軽に楽しめる遊びが、相手との距離を一気に縮めてくれそうです。その効果が本当にあるのかどうか、皆様も是非一度お試し下さい。

Text by Shigeo Yoshida
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