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松屋町駅おりてすぐ、「空堀」を代表するお屋敷再生複合ショップ“練”。このお屋敷には、古いものに新しいものを取り入れ、和のなかに洋を取り入れ・・・というような思いが随所にあらわれています。そんな風情が、私たちに懐かしさや安らぎ、和みの感情を与えてくれるのでしょう。中に入るとカフェやおばんざいのお店、こだわりをもった個性的な雑貨店がたくさん入っています。貸し自転車屋さんもあるので、散策に利用するのもよいと思います。
(大阪市中央区谷町6丁目17-43
TEL 06-6767-1905
定休日 水曜日 営業時間11:00〜20:00 http://len21.com/)
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| 複合商業施設“練”の入り口 |
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複合ショップ“練”の中でのおススメショップは、チョコレート専門店エクチュアです。吹き抜けのある店内に入ると様々な国のチョコレートパッケージがディスプレイされていて、異国と和を融合した、とても落ち着いた雰囲気になっています。寒い日に飲む「チョコレートドリンク」は心も体も芯から温まります。ちなみにエクチュアとはチョコレートの神様の名前で、パッケージには神様のイラストが描かれています。“練”では様々なイベントも行われており、1月末には3周年記念イベントが行われ、2月にはチョコレートフェアが行われる予定です。
http://www.ek-chuah.co.jp/index.html |
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| エクチュアのチョコレートドリンク |
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次におとずれた複合ショップは“惣(そう)”。江戸時代・大阪の町衆の自治組織のことを“惣”と言っていました。日本の伝統文化のひとつでもある「しめなわ」をアートした店など、5つの店舗が入っています。正面から見ると少し傾いている長屋は、とてもユーモラスで親しみがもてます。近くには複合文化施設の“萌(ほう)”があり、こちらの2階には、大衆文学の登竜門として知られる直木賞に名を冠する直木三十五の記念館も設立されています。
(大阪市中央区瓦屋町1丁目6-2
TEL06-6767-1906
定休日 水曜日 営業時間11:00〜19:00 http://www.yamane-e.com/omp-so.html) |
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| 長屋再生複合ショップ“惣”の外観 |
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空堀商店街では“なにわ野菜”と出会いました。正式には“なにわの伝統野菜”と呼ばれており、近世から明治末期にかけて、約20種類以上の品種があるとされています。長く大阪の食文化を支えてきた“なにわ野菜”のほとんどは、都市開発や食生活の変化などから姿を消していましたが、現在は様々な団体が復活に取り組んでいます。京野菜と"なにわ野菜"の違いをお店の方に伺うと「京野菜は品種改良されているが、“なにわ野菜”は品種改良されていないので、形もいびつで不ぞろい。」とのことでした。収穫数が少なく量産も難しいからこそ、季節感を感じることができ、味わい深く、希少価値もあるのだと思います。
「大阪府と大阪市が定めた“なにわの伝統野菜”の定義とは・・・?
@約100年前から府内で栽培されてきた
A種子の来歴が明らかで大阪独自の品種
B府内で生産されている
の3条件を満たすもの」 |
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| スーパーで売られる“なにわの伝統野菜” |
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| そして“なにわ野菜”の中で有名なものと言えば、やはり天王寺蕪(てんのうじかぶら)と水茄子ではないでしょうか。特に天王寺蕪は、与謝蕪村の俳句で「名物や蕪の中の天王寺」と詠まれているほどです。天王寺蕪は、通常の蕪より硬く、根身は小ぶりで平らです。江戸時代初期から約三百年の間、摂州の天王寺村の特産物として栽培されていました。歯切れ、香り、食味とも優れており、干蕪・漬物・粕漬けとして、今も出荷されています。天王寺蕪の漬物は、大阪府Eマーク食品として認証されています。(Eマークとは「素材・製法」ともに地元“大阪”にこだわってつくられた商品のことです。) |
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| 葉も立派な天王寺蕪(てんのうじかぶら) |
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「空堀」そして“なにわ野菜”。どちらにも共通していることがあります。
それは『昔の人が残してくれたものを、今の時代にあわせて復活させている』ということです。
それらは、地域の新興・農家の生産新興と・・・町や生活を豊かにしてくれています。大阪は商業の町と言われ、全国から美味しい食材が集まり、大阪ならではの食文化が発達してきた町です。そこで生まれた大阪料理と、濃厚で個性のある“なにわ野菜”は、まさにベストマッチングと言えるでしょう。大阪でとれたものを大阪で消費する「地産地消」という言葉のもつ意味。身近な地域や地域野菜に目を向けてみる。そんなところから私達の生活を見直す新たな発見ができるかもしれません。
Text by Ruriko Ushigaki |
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