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「サロン・ド・ショコラ」って?

サロン・ド・ショコラとは1995年にフランスで創設された、世界的に有名なショコラの祭典です。世界各地のショコラトリーやショコラティエが一堂に会するこのビッグイベント。
東京に上陸したのは今から4年前のこと。ショコラブームの中で年々盛り上がりを見せ、来場者は毎年増えていく一方です。
今年は、11カ国55ブランドが集結しました。サロン・ド・ショコラの魅力といえば、世界各地のショコラを「見る、知る、食べる」こと!お気に入りのショコラを探すのはもちろんのこと、「世界の腕」によるデモンストレーションやセミナーが見学できるのもサロン・ド・ショコラならでは。また、会場内に設置されたショコラバーではその味を楽しめます。憧れの有名ショコラティエの作り成す、甘いショコラの世界を存分に堪能でき、ショコラファンならずとも一度は訪れたいものです。
書きつくせないほどの魅力満載の「サロン・ド・ショコラ」ですが、今回のレポートではセミナーに注目し、いくつかご紹介していきたいと思います。
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これもチョコレートなんです!! パティシエが目の前で仕上げていきます


ジャン・ポール・エヴァン

まずは、日本のショコラブームの火付け役とも言われるジャン・ポール・エヴァン氏。
国際コンクールで数々の栄誉に輝く、トップショコラティエです。独特のビジョンや味、素材へのこだわりを持つエヴァン氏が、今回のセミナーで紹介してくれたのは、アペリティフ(前菜)で提案するショコラ。
3種のチーズをココア+カイエンヌペッパー、刻んだチョコ+ナッツ+はちみつ、チョコレートソースのそれぞれで味付け。「マクヴァン・ド・ジュラ」という甘口白ワインと合わせていただきました。
チーズとショコラの組み合わせは、21世紀に変わる時、新しい世紀に向けてクリエイションしたそうです。
牛、羊それぞれのチーズが、チョコレートの香りをより引き立て、合わせられた白ワインは甘すぎず、食べる時には香りの相乗効果となり、食べた後は口が洗われるような感じがしました。何種類もあるチーズやワインの中からこれらを選び抜くセンスはさすが!これからの製品も楽しみです。
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エヴァン氏のセミナーの様子 エヴァン氏のブースに飾られた
チョコレートの洋服


ピエール・エルメ

「菓子界のピカソ」とも称され、現代フランスデザート界のスーパースターであるピエール・エルメ氏。独創的な発想、豊かな個性、味覚の喜びと幸福感など、様々な評価を受けているだけあり、エルメ氏の作品はどれも味わい深く、視覚的にも芸術性の高いものばかり。
初出展となる今回、「Tablettes de Chloe(フランボワーズの板チョコ)」のデモンストレーションと新作の説明が行われました。
次々とスライドに映し出されていく新作は、個性的なものばかり。エルメ氏曰く、味の組み合わせよりもそのバランスが大切であり、そして何より頭を悩ますのはその名前なんだとか。今回の「クロエ」はチョコレート好きの友達からとったものだそう。日本への店舗展開にさらなる広がりをみせるピエール・エルメに今年も注目です。
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「菓子界のピカソ」ピエール・エルメ氏


オリオール・バラゲ

フランス色の強いスウィーツ界で奇才を放つのは、スペイン出身のオリオール・バラゲ氏。バラゲ氏は、スペインの有名レストラン「エル・ブジ」で7年間シェフパティシエを務めた経歴のある実力派。独立し、海外初店舗となるお店を2年前、日本の白金台にオープンさせました。
バラゲ氏の生み出すチョコレートは、わさびやウコン、醤油を使うなど驚きと楽しさが詰まったもの。デザイン性にも優れ、ひとたび出会えばその虜となってしまうこと間違いなしです。

デモンストレーションではグラスデザートを作ってくださいました。美しく重ねられたホワイトチョコのクレーム、トマトのママレード(コンフィチュール)、パルミジャーノのムース。彩りを添えるのは柚子のジュレとパルメジャーノのサブレ。一口食べると柚子の香りが口の中に広がります。
時折冗談を交えながら、デモンストレーションをすすめるバラゲ氏。チョコレート同様遊び心溢れる方で、ますますファンになってしまいました。
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試食させていただきました。


チョコレートのロッテ

日本のチョコレートも忘れてはいけません。日本大手のチョコレートメーカーで唯一出展していたロッテ。ミニチョコレート工場や、チョコレートの歴史、豆知識など、見て、触って、味わって、体験できるブースになっていました。
また、イベント会場ではチョコレート博士こと、ロッテ中央研究所チョコレート研究室 上脇さんによるチョコレート講座が開かれました。
ガーナ・ベネズエラ・エクアドルのチョコレートの食べくらべをしたり、チョコにまつわる豆知識を教えていただきました。利きチョコのポイントは[1]色・艶[2]香り[3]味。一般調査によると1位エクアドル2位ガーナ3位ベネズエラだったそうです。私は、といいますとベネズエラが1番でした。甘みは少なく、渋みと香ばしさがありおいしかったです。
最近では、産地別チョコレートというのがよく売られています。機会があれば是非「利きチョコ」をお試し下さい。
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カカオポット型のチョコレート・ファウンテン

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チョコレート博士による講座


日本にチョコレート・ブームが訪れてから数年が経ち、「ショコラ」という言葉も定着してきました。一粒2、300円もする高級チョコレートが飛ぶように売れていく様子を見ていると、日本のチョコレート事情も大きく変わったな、と感じさせられます。
しかし、ショコラの楽しみ方は奥深いもの。“商品”としての地位は確立しましたが、“文化”としてはまだまだ定着していないのが現状です。そんな中、サロン・ド・ショコラでは、チョコレートの歴史から楽しみ方まで幅広く提案されていました。
「特別なものから生活の一部へ」。2006年における私のチョコレート予想です。今年もチョコレートから目が離せません。



Text by Eri Kadono
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