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パワー溢れるチェルシー/MPDにまた、話題のレストランが1月31日に開店しました。こちら、NYでもお馴染みになってきたテレビ番組・「料理の鉄人」の森本正治シェフが、フィラデルフィアに続き開いた「MORIMOTO」NY店です。
先ず目を奪われるのは、エントランスに掛けられた大きな暖簾(世界最大とのこと)。それが、黒板貼りの壁とともに周囲に溶け込んでいるのだから、また不思議。(温泉場に入る感覚なのでしょうか…)
スペース・デザインは建築家/安藤忠雄氏。安藤氏による実物のデザインを見ることが出来る、ニューヨークで初めてのインテリア作品です。
さらにプロダクト・デザイナーのロス・ラグローブによる、ペットボトルを組み合わせたオブジェが演出に磨きを掛けています。使用されたペットボトルは、17,400本。壮観なクリスタルの空間に心奪われること間違いないでしょう。
また、テーブル席の壁に貼られている「和紙」様のクロスも、モダンな店内にマッチしているから楽しい。 |
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この日は、平日の、しかも夜の早い時間であったにも関わらず、地下のバー・ラウンジを含め約360坪の店内が満席でした。予約が取りにくい、といわれているのも納得出来ます。
食事をしていて感じたのは、ニューヨーカーの箸使いの旨さ。メインの肉料理等を除けば、オール「箸」なのですが、その使い方は日本人そのもの。何とも巧みに使うのです。
ヘルシー志向も相まって「日本食」がもてはやされていますが、すっかり生活に根付いているな、と感じさせられる場面でした。 |
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さて、肝心のメニューをご紹介しましょう。オーダーしたのは、「MORIMOTO OMAKASE」($120)。
「計8品+スイーツ」で満腹(ついでにボトルワイン1本)といいますか、アメリカ仕様のボリュームは、普通ではとても食べ切れません。
それが「完食」出来るのは、味もさることながら「トータルサービス」によるところが大きいといえるでしょう。出汁醤油を使い、金目鯛や抹茶…。周囲を見渡さなければ、その繊細さはとてもNYでの食事を感じさせません。
サービスもさりげなく、それでいて気配りも怠らず。スマートさが感じられます。
五感に刺激を受けながらも、『気を休める食事処』、『隠れ家』として私たちを迎え入れ、もてなしてくれました。
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奇をてらった仕掛けやパフォーマンスに偏ることなく、メニュー表現・味・装飾・サービスと、日本人の持つ繊細さがMPDの環境と相まってニューヨーカーへも、さらなる神秘的な刺激を出し続けるでしょう。
時代の先進を行くNYという街で、あえて日本の伝統美をミックス。『MORIMOTO』は、NYでもない、日本でもない、新たな空間としてあなたを迎え入れてくれることでしょう。
Text by Rei Ikari |
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