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クリーブランドプレイス公園に面した、一見、見過ごしてしまいそうなくらい小さな入り口。カウンター席が28席のみのスタイリッシュなデザート専門店。
ここが、今、NYで話題のスイーツ・バー「Room 4 Dessert」です。
デザート専門、夜のみの営業にもかかわらず、いつもお客さんでいっぱいの店内。多くの人を魅了する、そのデザートとは?
それは、世界一予約が取れないスペインのお店「エル・ブジ」での経験もあるウィル・ゴールドファーブしが創り出す、独創的であり、科学的なデザート。
主なメニューは、シャンパンフルートやワイングラスの中に創作されるデザート、“グラス”とテーマに沿った4種類のデザートの盛り合わせからなる“テイスティング”の各4種類です。
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今回いただいたのは、テイスティング・プレートから「Pique Nique Spring Temps(ピクニック・スプリングタン)」、“春の日のピクニック”をイメージして作られたプレートです。左からトマトのサンドイッチ、ホワイトビールとグレープフルーツのソルベ、アールグレイ風味のパンナコッタ、ルバーブのサンドイッチの4種類のデザート。ビールやサンドイッチ、青空に浮かぶ雲など、ピクニックを連想させるものをそのままデザートで表現しています。
サンドイッチのトマトは、コンポートにしてあるのでデザート感覚で。ソルベの口どけはなめらかで、「グレープフルーツとホワイトビールのクラウド《雲》」とあるように、まるで「雲」を食べているかのようにとても軽い食感です。
質感や味、温度がアイテムによって違うものの、ピクニックというテーマのもと、統一感のある仕上がりになっています。
ちなみに、このデザートメニューはシーズン毎に変わるそうです。
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この日デザートをサーブしてくれたのは、スーシェフのロバートさん。彼は最近マンハッタンにもオープンした、料理の鉄人・森本シェフのお店「Morimoto」フィラデルフィア店で3年間、ペストリーシェフをしていたのだとか。その経験からか、日本の食材にも精通している様子でした。
満員状態のお店の中、1人でテキパキとデザートを用意し、来客との会話も楽しむ余裕も見せています。デザート制作の行程や味を肴に会話も弾みます。スタイリッシュな店内の中、フレンドリーなシェフとスタッフが作り出すアットホームな雰囲気。常連客がぶらりと立ち寄り、差し入れを置いていく姿もありました。
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店内は細長い造りで、28席あるカウンター席のみ。平日なら夕方6時から午前0時まで、金・土曜日は午前1時まで営業しています。ディナーを済ませてくる人が多いためか、ピークの時間は午後10時頃。並ぶのが嫌ならば、早い時間に行くことをお勧めします。カップルで来ている人、友達と来ている人、1人で来ている人…と、客層もばらばらですが、思い思いに自分のデザートを楽しんでいるようでした。 ny_060810_05.jpg


オープンしてまだ1年足らずのこのお店は、ニューヨーク・タイムスを初めとする様々なメディアに取り上げられ、大人気のお店となっています。やはり注目すべきはシェフが目の前でデザートを創り上げていくライブ感。自分の目の前で繰り広げられるパフォーマンスに自然と会話も弾みます。マンハッタンにあるもう一つのデザート・バー、『チカリシャス』と比べられることも多いようですが、ふたつのお店に共通するのは、シェフとの会話を楽しめること。そして、目の前でデザートが作られていく行程を見ることができること。心もお腹も幸せにしてくれる「デザート・バー」。新たなトレンドの予感がします。

Room 4 Dessert
17 Cleveland Place
New York, NY 10012
(212) 941-5405


Text by Rie Tange
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