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パリで活躍する日本人パティシエとして、まず外せないのが彼、Sdaharu AOKIではないでしょうか。パリ6区に1号店をオープンさせたのは約5年前。それ以前にもアトリエを設けてパリコレやホテル、レストランへの卸しを受けていたことから、オープン当初から地元メディアに取り上げられることも多かったようです。その後順調に、サロンを併設した2号店をオープン、デパートへの出店をも成し遂げました。今日では東京にも2店舗、そして全日空の機内食をも受け持っているほどの多忙ぶりです。

彼の提案するケーキは意外にも至ってシンプル。フランスの上質な食材の持ち味を充分に生かし、そこに日本の食材を用い他とは違ったアレンジを加える。それが彼の特徴で、フランス人の一般客を始め、パティシエの間でも評判はイイものです。例えば、抹茶のオペラには日本酒を加えたシロップを利かせたり、柚子のタルトの底にはノワゼットのプラリネを敷き、フランス菓子とうまく融合させています。
今回取材を行ったのはPort-Royal店。クロワッサンや抹茶と小豆のデニッシュなどのヴィエノワズリーはこの店の限定品で、お昼前には売り切れてしまうそう。また最近では、一般のお客さんを対象とした講習会を開いたり、子供向けのギフトボックスを用意したりと、地元客との交流も深めているようです。今後の展開にも注目したいものです。

35, rue de Vaugirard 75006 Paris
56, boulevard Port Royal 75005 Paris
http://www.sadaharuaoki.com/
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メトロのVilliers駅を降りた正面に堂々とお店を構えるのはLa Petite Rose。こちらの店のオーナーは日本人女性です。外から見えるショーウィンドウには丁寧に作られたプティガトーが並んでいます。ところが、中に一歩足を踏み入れると、そこはショコラでいっぱい。そう、ショコラ。これがこのお店のスペシャリテなのです。
目移りしてしまう程たくさんあるショコラの種類は随時ざっと30近く。ギフトボックスも多数用意され、贈り物に喜ばれること間違いナシです。ショコラのツヤに、口溶けに思わずほころんでしまいます。
こちらのお店は、特に日本の食材を用いることをしていません。日本を感じるものと言えば、シュークリーム。ここフランスではエクレアが主流で、驚いたことにシューはほとんどお目にかかれません。こちらシュークリームはとても優しい味がします。
お店のもうひとつの人気はマカロン。Gerard MULOTで働いていたオーナーの渡辺美幸さんの作るマカロンは、小ぶりで高さがあり、外はサクッと中はふんわりホロホロ。重たくなく、何個でも食べられてしまいそうです。
また店内には、テーブルにバラが飾られたサロンスペースが設けられていて、そこでのんびりくつろぐパリジェンヌの姿をよく見かけます。可愛らしいパティスリーに囲まれて過ごす午後のひと時には、心地よく癒されそうです。

11, boulevard de Courcelles 75008 Paris
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今回は全く異なったスタイルを持つ、日本人オーナーのパティスリーをレポートしました。人それぞれの個性。
パリだからこそ、それを充分に前へ押し出せるのかもしれません。
例えば東京で、しっかりと修行を終えたフランス人がお寿司を握っていたらどうでしょう?私たち日本人にとっては受け入れ難いのではないでしょうか。
さまざまな人種が手を取り合って生活するパリ。お互いに興味を抱き尊重し合えるのは、この街の特徴、魅力と言えるでしょう。


Text by Yuka Terano
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