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まずは、9月10日に行われた品川区主催の「目黒のさんま祭り」からご紹介します。
品川区の「祭り」は、上大崎の誕生八幡神社を中心とした目黒通り沿い、落語に登場する「お殿様の早駆けの場所」と伝えられる地域で行われます。急速にビル化された街並みに昔ながらの温かみを取り戻したいと、目黒駅前商店街振興組合青年部によって始められました。目黒駅周辺はサンマを求める人々で賑わいをみせ、例年12000人以上の人手があるといいます。
さんま祭りの楽しみは、何と言っても無料で提供される炭焼きサンマ。当初、サンマは築地から仕入れていたものの、98年から岩手県宮古市と提携を結び、無料で提供されるようになりました。今年も例年同様、5000匹のサンマが振舞われました。 |
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宮古市のサンマは、鮮度の高さが自慢。焼いて提供されルサンマも、刺身でも食べられるほどなのだとか!その秘密は、「海洋深層水」にあります。
宮古のサンマは、三陸沖で採水した海洋深層水を混合した、オリジナルブレンドの氷を鮮度保持に利用しています。そうすることで、海洋深層水の有効成分が魚体に染込み、身の締まりはもちろん、血があまり流れ出ず、腐敗が起こりにくくなるそうです。
鮮度抜群のサンマ。さらに美味しくするのは、すだちと大根おろしですよね。これらもサンマ同様産直のもの。すだちは徳島県神山町、大根は栃木県黒磯市高林のものが提供されています。
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続いて、目黒駅前商店街から遅れること1週間。9月17日に開催されたのが、目黒区主催の「目黒のさんま祭」、通称「目黒のSUN祭り」です。
同じく今年で11回目を迎えるのですが、こちらの「祭」の始まりは、サンマの水揚高日本一・宮城県気仙沼市の市民有志が町おこし企画でした。その企画が目黒区の「田道地区住民会議」の協力で実現したのが始まり。そして、毎年、品川区同様5000匹のサンマが寄付されています。今年は4万人ほどの人手があり、午前10時から配る整理券は、お昼を待たずして終了してしまったそうです。 |
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今年の「祭」は終わってしまいましたが、目黒区ではもう暫くさんま祭りの余韻を楽しむことが出来ます。目黒区総合庁舎のレストランでは、さんま祭りにちなんだ「気仙沼さんまカレー(¥350)」が期間限定で味わえます。
メインの具はサンマのつみれ団子。コリアンダーやヨーグルトを使って臭みを消し、油で揚げてボリューム感を出したこのカレーは、気仙沼市の有志によって開発されたもの。つみれにし、揚げているので魚の生臭さも感じません。そして、魚がメインなのでヘルシー。9月22日まで、しかも1日30食の限定ですので、この機会に是非お試し下さい!
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最近、「旬の食材」がわからない人が増えてきているといいます。
1年中手に入らない食材はない、というのは、食が豊かになった証拠なのかもしれません。
しかし、本当に豊かな食を愉しむためには、「旬」の時期は欠かせません。旬のものは、美味しく、栄養価も高く、何より経済的です。
四季折々の季節、自然からの便りを味わう喜び。品川、目黒の両「さんま祭り」に集う人々の笑顔が物語っていたように感じます。
来年も9月に開催予定のさんま祭り。気仙沼VS宮古のサンマ対決、来年は参戦してみてはいかがでしょうか? |
Text by Eri Kadono |
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