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地元では「すみよしさん」、「すみよっさん」の愛称で親しまれ、毎年初詣の参拝客数は200万人を超えるほど有名な住吉大社。
この住吉大社は、大阪府逢坂氏住吉区にある1800年の歴史を持つ、日本でも屈指の神社であり、日本全国にある住吉大社の総本社です。年間、多数の行事があり、御田植神事や夏越祓神事などは、昔からの儀式を継承、また、住吉ならではの初辰参りなど、大阪だけではなく全国各地から人々が訪れます。
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今回ご紹介する「観月祭」は、秋も半ばに差し掛かるこの時期開催される行事です。
「観月祭」とは、俗に言う「お月見」のことであり、旧暦の8月15日の十五夜に、月の見える場所にススキを飾り、月見団子や里芋、お神酒を供え、月を見ながら歌を詠み、お酒を飲む風習です。住吉大社でも毎年、中秋の名月に行われ、太鼓橋の上で献詠会や舞楽が行われ、大阪を代表するこの「お月見」には、1000人以上の人出があるそうです。
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今年の十五夜は10月6日。残念ながら、大雨の降る、悪天候でしたが、多くの人出で賑わっていました。日が傾きかけた午後6時から第一本殿で祭事が行われた後、反り橋の上で和歌と俳句が披講され、つづいて有名な「住吉踊」や、天王寺舞楽の保存団体「雅亮会」による舞楽が奉納されました。 橋の上にはお月様へのお供えの品や花などが飾られ、提灯が掲げられ、橋が晴れの日の舞台となるのです。橋の上、つまり舞台上ではさまざまな月見の宴が催されます。橋の下から、橋を見上げると空には満月がかかり、「良夜」であれば、幽玄の世界を味わうことができます。

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そして、お月見のお供え物といえば、ススキとお団子ですが、以前はお餅だったそう。そもそも、月をめでる風習は、古くは中国漢代にも遡り、「中秋節」が起源とされ、月餅が供え、食べられていました。
平安時代、日本に伝わる際に、普通のお餅になり、江戸時代にはお団子とお月見は切り離せない関係になっていました。当時、その形は江戸では丸型、京都では芋型をしていたそうです。もちろん、この日も神主さんや巫女さんらが、お吸い物とお団子を召し上がっていました。

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反り橋の上で、舞楽を眺めながらお月見をする…、風流な日本文化を肌で感じられる一時です。現在、欧米の生活が根付いているなかだからこそ、こうした機会に日本を再発見してみるのもいいかもしれません。



Text by Takuro Sakamoto
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