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| パリ15区、メトロはカンブロンヌ駅を降りて少し歩くと、オレンジ色のひときわぱっと明るい外観のレストランが見えてきます。それがFONTANAROSA。オーナーのFlavioさんは、もちろんサルディーニャ島出身です。入り口を入ると、まずきれいに陳列されたたくさんのワインが目に入ります。豊富なワインはこのお店の自慢のひとつ。広い店内は明るいオレンジ色で統一され、サルディーニャ島の温暖な気候と陽気な雰囲気に包まれます。季節ごとに変わる、趣向を凝らした店内の飾りもこのリストランテに明るい演出を添えています。今回はハロウィン風のかぼちゃの飾りでした。太陽の光が気持ちのいいテラス席も開放感に溢れています。 |
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| さて、サルディーニャ島特産の食べ物って?イタリア料理といえばパスタですが、サルディーニャのスペシャルパスタってあるのでしょうか?Flavioさんに伺ってみると、、、ありました、ありました、サルディーニャ特産のパスタ!まずはFlegolaと呼ばれる小さい粒パスタ。今から2000年ほど前に、ローマ皇帝チベリウスが、サルディーニャ島に中東からの受刑者を送った時に、彼らが持っていたのがこのパスタ。硬質セモリナ粉の粒状のパスタを炒って太陽光で乾かした、冬の保存食用パスタだそうです。一見クスクスのようですが、食べてみるとなるほどパスタです。モチモチした感触が特徴。 |
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| 続いてこれもサルディーニャ島特産のパスタ、Malloreddus。こちらも硬質セモリナ粉を使った、小さい貝殻状のパスタです。オレンジ色のものはサフラン風味。このサフランも、実はサルディーニャ島の特産品だそうです。伝統的なMalloreddusのパスタは、ソーセージとトマトソースで和えたもの。今回は赤パプリカとゴルゴンゾーラチーズのソースのMalloreddusをいただきました。赤、黄色、緑の色鮮やかな一皿です。 |
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| こちらのシックな色合いのパスタは、イカスミのスパゲッティ。サルディーニャ島ではなくシチリア島の名物料理だそうです。こちらのお店のイカスミのスパゲッティは、とても新鮮な良質のイカを使用しているので、その風味は絶品!お店の人気料理のひとつです。真っ黒な見た目に一瞬戸惑いもありますが、柔らかいイカと口の中に広がるそのイカスミの味は、一度食べたらやみつきになる美味しさ。おススメの一品です。 |
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| こちらは自家製サルディーニャ風ラビオリ。ラビオリの中にはリコッタチーズとレモンとオレンジの皮の薄切り、そして前述のサルディーニャ島特産のサフランが入っています。レモンとオレンジのさわやかな風味が、トマトソースに良くマッチして、後をひく美味しさです。このサルディーニャ島のサフラン、Flavioさんが実際に見せてくれました。近くに置くだけで、その独特の香りが漂ってきます。色鮮やかな赤色は、サルディーニャ島の明るい太陽を象徴しているのかもしれません。 |
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| 自家製サルディーニャ風ラビオリ |
色鮮やかなサフラン |
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| サルディーニャ島で忘れてはいけないのが、羊の乳から作ったペコリーノチーズ。独特の風味が特徴です。こちらのお店では各種のペコリーノチーズをお味見できます。レーズンとはちみつのペコリーノチーズ、24ヶ月もののペコリーノチーズ、、、。パスタにかけたり、スライスして食べたり、様々な食べ方を楽しめます。Seadasと呼ばれる、サルディーニャ島のデザートにも、このペコリーノチーズが使われています。カリカリパイの中には、フレッシュペコリーノチーズとレモンの皮の薄切り、サルディーニャ島で取れるはちみつをかけていただきます。思ったよりもあっさりとしたしているので、いくつでも食べれそうです。 |
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| サルディーニャ島のデザート、Seadas |
ペコリーノチーズ各種 |
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お料理の美味しさもさることながら、こちらのリストランテで印象的なのは、そのサービスの暖かさ。Flavioさんをはじめ、お店のメンバー全員が本当に心からお客さんの来店を喜んで歓迎してくれます。お料理に関しての質問には丁寧に答えてくれますし、原料もテーブルに運んで来て見せてくれます。本当に自分たちの料理とおもてなしを楽しんでもらいたい、という彼らの暖かい気持ちが伝わってきます。お客様がお店のドアを開けてから、お腹いっぱいになって帰る時まで、精一杯おもてなしするというそのサービス精神にとにかく感銘を受けました。各テーブルを回って挨拶をするFlavioさんの、その優しい笑顔はまさにサルディーニャ島気質の現れなのでしょう。
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美味しいイタリア料理店を探すのは至難の技といわれているパリ。特にサルディーニャ島がスペシャリテのリストランテとなると、探すのはもっと大変。こちらのお店は口コミで評判となり、一躍人気店となりました。15区界隈に住む常連のお客さんもさることながら、本当に美味しいパスタを求める外国人のお客さんまで、Flavioさんの人柄に魅了された人々でいつもお店は満席。サルディーニャ島のお話を聞きながら、いつかこの島に行ってみたいなぁ、と想像がふくらみました。
Text by Ayumi Yamada |
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