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ボージョレ・ヌーヴォーの日本における市場が拡大したのは、大手メーカーが売込みを仕掛けた81年以降。「飲みやすく、ワインの入門編として最適」というコピーや、赤ワインブームなどが相まって、人気は高まり、今では世界最大のボージョレ輸入国になっています。今年の輸入量は95万ケース(1ケース:750ml×12本)で、昨年より1万ケース減り、95年以来前年割れなのだとか。それでも、輸入量は全体の22%ほどを占め、輸入種類は100種類以上というダントツの1位!ボージョレ解禁日に開催されるイベントやフェアなど、その盛り上がりは、もはや11月の風物詩といえるでしょう。

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例年にならい、今年も日本各地で開催されたボージョレ・イベント。その中でも、今回は11月16日〜18日の3日間にわたり、恵比寿ガーデンプレイスで行われた「ボージョレ・バー 2006」に行ってきました。「ボージョレ・バー 2006」のメイン会場は、恵比寿ガーデンプレイス・グラススクエア内にある「YEBISU OYSTER BAR」。参加費(男性2500円、女性2000円)を支払うことで、16日の解禁日にちなんだ、16種類のボージョレをフリーで味わうことが出来るシステムでした。 tokyo_061120_03.jpg


訪れたこの日は、解禁日である16日。会場へ入るための行列が出来、19時を過ぎる頃には、入場制限も!会社帰りのOL風の女性グループなど、全体的に女性が多かったように思います。参加費を支払うと、ワインリストと鉛筆が渡され、あとは、4種類ずつ、4つにわかれたブースに行き、自由にワインを楽しんでいきます。
用意された16種類のうち、8種類は「ヴィラージュ」という種類のもの。指定農場で造られたもので、普通のボージョレより高級品です。今年は、この「ヴィラージュ」の人気が高まり、輸入量の半数を占めているのだとか。
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「ルイ・ジャド」「ドメーヌ・リュエ」「ジャン・フィリップ・マルシャン」「ジョゼフ・ドルーアン」・・・など、8種類のヴィラージュのうち、人気が高かったのは、ソムリエ世界チャンピオン、オリビエ・ブーシェ氏が一押しする蔵元で造られ、徹底的に有機栽培に拘った究極の1本ともいえる「ジャン・クロード・ラ・パリュ」。そして、数多くのエアライン御用達ラブレ・ロワ社の人気ヌーヴォー「ラブレ・ロワ」。
特に、「ラ・パリュ」は、パリの三ッ星レストラン「タイユヴァン」でも“オリジナル・ヌーヴォー”に選ばれるほどの実力!口に入れた瞬間、広がるボリューム感としっかりした味わいに、熟した果実の甘酸っぱい風味は是非味わっていただきたい1品です。
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もちろん、普通の「ボージョレ・ヌーヴォー」も。「モメサン」や「パトリアッシュ」、数量限定のプレミアムヌーヴォー「ラブレ・ロワ・ノンフィルター」など8種類。一押しは、ボージョレの巨匠であり、有機栽培ワインの草分け的存在のラピエール氏が創り出す、天然酵母で発酵、酸化防止剤無添加、澱引きなしの完全天然ワイン「シャトー・カンボン・マーセル・ラピエール」。栓を抜いた瞬間に香る独特のにおいが特徴ですが、この匂いこそ、天然酵母で造られた証拠!スワリングして暫く経てば、匂いは消えます。ライトからミディアム・ボディで飲みやすいのもお勧めしたい理由の1つです。 tokyo_061120_06.jpg


ユーロ高に加え、空輸による輸送費の値上がりで、価格は高騰。また、飲酒運転防止のため規制が厳しくなり、試飲を自粛するなど、今年は「ボージョレ・ヌーヴォー」にとって、難しい年だったように思います。
しかし、例年通りの盛り上がりを見せた解禁日。産地の欧州よりも8時間早く飲めるというメリットに加え、初物好きという日本人の気質に合った「ボージョレ・ヌーヴォー」は、やはり日本人にとって特別なワインのようです。
みなさんは、この特別なワインをどのように楽しみましたか?

Text by Eri Kadono
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