F JAPON
FEATURE REPORT TOPICS KID'S NEXT FORECAST BLOG INFORMATION
マルシェ・ドゥ・ノエル(クリスマス市)の数は、年々パリ市内とその近郊で増えています。今年はパリ市内だけでも約15のクリスマス市が立つそうです。マルシェ・ドゥ・ノエルといえば、アルザス地方のストラスブールのものが大変有名ですが、遠出できない人たちの為に、その雰囲気を味わってもらおうと、毎年12月初めから各界隈でこの市がたちます。今回は今年で13年目を迎えるという、新凱旋門(グランド・アルシュ)のある近代都市ラ・デファンスのマルシェ・ドゥ・ノエルを訪れました。
paris_061220_01.jpg
グランド・アルシュ(新凱旋門)とクリスマス市


ガラス張りの新凱旋門が、冬のきーんと澄み切った夜空に美しくライトアップされています。その階段下、向かいの10,000平米という広大な土地に、約250の木小屋が整然と立ち並んでいます。このひとつひとつの木小屋が実は様々なお店なのですが、遠くから眺めるとまるでひとつの小さな村のよう。床にはクリスマスカラーの真っ赤な絨毯が敷かれ、週末ともなると人混みに身動きがとれなくなるほどの賑わいです。もちろんこのクリスマス市は朝から開いていますが、そのきらきらとしたイルミネーションを楽しみたいのなら、やはり日が暮れた後がおススメです。ただしかなり冷え込むのでしっかり防寒が必要!

paris_061220_02.jpg
近代的な界隈とサンタクロースの対比が面白いですね


前述のように、お店の数は250とかなり多いので、あせらずゆっくり見ていきましょう。本当にいろんな種類のお店があって、ここで一日買い物を楽しめそう。クリスマスにちなんだ商品を扱う店はもちろんのこと、アラブ風の食器や革製品を売る店、アクセサリー、あたたかそうな帽子やセーター、靴下を並べているお店、ランプシェード専門のお店、マジックじみた不思議商品をデモンストレーションしている店先では人だかりができて、そこだけ大渋滞になっていることも。あらかじめプレゼントのアイデアがなくても、ここにくればその膨大な種類の商品の中から、絶対に素敵な贈り物が見つかるはずです。

paris_061220_03.jpg
ノエルの飾りもの屋さん 紙でできたランプシェード


こちらはノエルといえば、、、のサントン人形屋さん、“Escoffier”。プロヴァンス地方の手作りサントン人形を販売しています。その種類の多さと丁寧に作られた人形に魅せられて、このお店の前には行列ができています。サントン人形(Santon)とは、フランス語で“小さい聖人”という意味で、プロヴァンス地方でノエルの時期に作られる、石灰質の粘土で作られた伝統的な人形です。南仏では“サントン人形市”もあるとか。イエス生誕場面の“クレッシュ”の他に、18世紀のプロヴァンス地方の人々の人形もあります。少しずつ買い集めてコレクションするのが楽しそうですね。

paris_061220_04.jpg
子供も大人も夢中のサントン人形


歩き回っていたら、なんだか小腹が空いてきた、、、と思うのはあなただけではありません。周りを見渡すと、なんだか美味しそうなものをほおばっている人たちがたくさん居るではありませんか!そうそう、買い物って結構体力を消耗するものです。ちょっとこの辺でエネルギー補給を、、、おや、目の前から良い香りを漂わせているのは、前回のレポートでご紹介したラクレット?このお兄さんが削っているのは熱されたラクレットチーズなのです。これが本場のラクレット機械。どんどん削らないとたれてくる?。これをささっとすくってフランスパンに生ハムと共にはさんでサンドイッチ。うーん、美味しそう! paris_061220_05.jpg
夢のラクレット&生ハムサンド!


そしてこちらは、、、酸キャベツとソーセージというゴールデンコンビのシュークルート!寒い冬にはどうしても食べたくなるこのお料理ですが、腹持ちも良いので、クリスマス市散策の合間の腹ごしらえには最適ですね。この他にもチョコレートがけのゴーフルや、“バーバパパ”と呼ばれる綿あめ、お砂糖をたっぷり振りかけた細長?いチュロス、温めたワイン“ヴァン・ショー”など、目移りしてしまう美味しそうな食べ物のスタンドがいっぱいです。変わりどころではタイ料理の屋台なんていうのもありました。 paris_061220_06.jpg
シュークルートの香りに誘われて、、、


お腹がいっぱいになったらまた散策を再開。今食べたばかりなのに、何故か美味しそうな商品が店頭に並ぶお店に足が向いてしまうのは、食いしん坊のサガ?山積みのハムにちょっぴり不釣り合いなサンタ、のこのお店はコルシカ島のハムやソーセージを扱う専門店。上質の生ハムをどーんと塊で購入して、ノエルの晩餐にいただくというのも素敵です。そしてノエルといえばもちろんフォアグラ。各地方の良質のフォアグラ・鴨製品が、ワインやシャンパンと共に販売されています。わざわざ地方まで足を運ばなくても、本物志向の製品が購入できるので、これらの食料品店も大人気です。 paris_061220_07.jpg
コルシカのハム&ソーセージ屋さん 良質のフォアグラ


ノエルといえばやっぱりペール・ノエル(サンタクロース)。家族連れもたくさん訪れるこのマルシェ・ドゥ・ノエルでは、子供達の目をキラキラさせてくれるデコレーションでいっぱい。会場真ん中には大きなサンタクロースの人形が設置され、その少し横には子供の部屋にやって来たという設定のサンタクロースも居ました。この小屋の中に入れば、自分の寝室にプレゼントを届けに来たサンタさんと一緒、というシチュエーションで記念写真が撮れちゃうのです。このクリスマス市でちゃっかり自分用のプレゼントを買ってもらったラッキーなお子さんもたくさん居るのではないでしょうか、、、。 paris_061220_08.jpg
このクリスマス市の主?


早足でささっと見て回っても、軽く三十分は必要なこの巨大クリスマス市。ゆっくり時間をかけて見ていたら、それこそ何時間も居てしまいそう。デパートでクリスマスプレゼントを探すのにはもう飽きちゃった、という方はこういうクリスマス市で贈り物を探すのも良いかもしれません。お店の人とのも楽しいおしゃべりも魅力のひとつです。この日は本当に寒かったのですが、もうすぐノエル、という人々の楽しい気分がこの空間にきらきらと充満して、いつの間にか寒さも忘れてしまうほど、マルシェ・ドゥ・ノエルに夢中になっていました。


Text by Ayumi Yamada
ARCHIVES
→Paques パック

→パリの合羽橋へ お気に入りの道具を探しに

→MOFへのサクセスストーリー Arnaud Larher

→ミュージアムカフェ巡り・ CAFE CARLU

→SALON DU CHOCOLAT 〜サロン・ド・ショコラ〜

WORLD TOPICS ARCHIVES
PAGE TOP
VANTAN FUTURE CREATION サイトマップ お問合わせ NON-GRID
copyright