F JAPON
FEATURE REPORT TOPICS KID'S NEXT FORECAST BLOG INFORMATION
Kyotofuのオーナーは、二コール・パーメンソロさんとマイケル・ベールさん。二コールさんは日本への留学経験もあり、京都に旅行した際に日本素材を使ったデザートの構想に至りました。Kyotofuエグゼクティブシェフの山口律子さんは、ジュエリーデザインの勉強のため渡米。しかし、子どものころから興味のあった料理のジャンルにもチャレンジしたいと思い、レストランの業界へ転進。「Riingo」、「Spice Market」、「Cru」、「Daniel」とニューヨークの名だたるレストランで働きながら、腕を磨きました。
修行時代を振返り、「有名店で働いてよかったのは、シェフが何を求めているのか、今マーケットは何を欲しているかというのをダイレクトに感じること」と、山口さんは話します。
ny_070309_01.jpg

ny_070309_02.jpg

ny_070309_03.jpg


「デザートを作る際にリミットを決めないように気をつけています。色々なものを試して、それがデザートに応用できないかチャレンジしています」と話すよう、デザートを考案する際に気をつけていることは、固定観念に縛られないことなのだとか。そうして生まれたのが、「山椒豆腐のチーズケーキ(Sansho pepper tofu cheesecake)」。デザートとは結びつかないような山椒や味噌などのセイボリー系調味料が、上手くデザートと組み合わさっています。
また、このようなデザートを作るのに欠かせないアイテムが「すり鉢」。機械を使うよりも細かくすり潰せ、材料の混ぜ合わせにもよい。Kyoofuのデザート作りに大活躍中のこのすり鉢は、わざわざ日本から持ってきたものだとか。
ny_070309_04.jpg
山椒豆腐のチーズケーキ 温かい栗餅入りチョコレートケーキ

ny_070309_05.jpg
Shibuyaマティーニ


新しさの詰まったスイーツ。しかし、それは単に奇抜さや新しさだけを狙ったものではありません。「一味違ったユニークなアイディアでデザートを作りますが、奇抜すぎると年配の人には楽しんでもらえなく、当たり前すぎるとおもしろみに欠ける。そのバランスが難しい」といいます。しかし、「どんな人種の人にも楽しんでもらえるようなデザート作りたい」という山口さんの思いは、きちんとお客様にも届いています。
店内にはアジア系の若者もいれば、ご年配のご夫婦も。ちょっとした「人種・年代のサラダボウル」ですよね。

そして、和素材を多用している山口さんの今一番注目するのが「お酢」。酢は最近アメリカでも注目されている素材の一つで、ラズベリーやゆず(Yuzuと表記)などスーパーにも沢山の種類の酢を目にします。Kyotofuのメニューにお酢を使ったものがラインナップされるのも遠くないかもしれません。

ny_070309_06.jpg
黒ゴマのスイートトーフ


ny_070309_07.jpg
クリスタル梅酒のあんみつ チョコレートマフィン

日本食の文化がしっかり根付いてきたニューヨーク。その中でも日本の素材と洋菓子を組み合わせた京とうふの人気からは、ただユニークなアイディアが受けているだけではなく、ニューヨーカー達の「食への探究心」が読み取れます。「いいものを作れば、必ず認めてもらえる。そこがニューヨークの好きなところ」との山口さんは言います。ニューヨークで今一番「ホット」なデザートバーと「クール」とされている日本文化。その両方が一度に楽しめるKyotofu。ニューヨークフードシーンの新しい風を感じることができるでしょう。


Text by Rie Tange
ARCHIVES
→how sweet it is

→Chikalicious Puddin’

→グラマシーの新ティースポット「Amai」

→ホリデイ・ディスプレイからのメッセージ

→Happy Halloween!! In NY

WORLD TOPICS ARCHIVES
PAGE TOP
VANTAN FUTURE CREATION サイトマップ お問合わせ NON-GRID
copyright