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ルーヴル美術館の正門ともいえるガラスのピラミッド。このピラミッドを背面に構えてあたりを見回すと、前方には小凱旋門、その先にはチュイルリー公園、その向こうにはナポレオンがエジプトから持ち帰ったオベリスクを中心としたコンコルド広場、さらにシャンゼリゼ大通り、凱旋門、新凱旋門、という見所満載のスポットが続きます。ガラスのピラミッドの周辺は、その下に位置するルーヴル美術館へ入館するために列を作って並ぶ人々や、美術館の建築を背に写真を撮る観光客等でいつも賑やかです。周辺の小さな噴水のふちに腰掛けて、今日一日の観光プランを検討する人、待ち合わせの時間を読書しつつ待つ人、天気の良い日には何時間もここで日光浴をする人もいるようです。

広大な敷地の中に膨大な数の貴重な美術品を展示している、世界最大級かつヨーロッパで最も古い美術館に数えられるルーヴル美術館。さらにまだ私たちの目に触れていない美術品が地下に所有されているというのですから、想像を超える数のアートコレクションです。そんなルーヴル美術館をくまなく観て回るのは至難の業。早足で観て回っても一週間以上はかかると言われています。それを一作品ずつじっくり鑑賞していたら、何ヶ月という時間を要します。忙しいスケジュールの中でやっとこの美術館を訪れる時間を搾り出している観光客は、お目当ての作品の場所に走るしかありません。美術館を観て回るのはとても有意義な事ですが、立ちっぱなし、歩きっぱなしで疲れた時には、やっぱりカフェでひと休みしたいですよね。

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カフェ・マルリーから見えるガラスのピラミッド


ルーヴル美術館内にはその広大な敷地に比例して、いくつものカフェやレストランがあります。中でもおススメなのが、コスト兄弟がプロデュースしたモダンかつシックな店内が素敵なCAFE MARLY。前述のガラスのピラミッド横に位置するこのカフェは、半屋外にあるのでとても開放的。天井が高く、抑圧感もないのでゆっくり休憩することができます。朝早く美術館を訪れたい人には、プティ・デジュネ・メニュー(朝食セット)がおススメ。カフェや紅茶等の温かい飲み物と、フレッシュジュース、パン、ジャム、はちみつ、といった典型的なフレンチスタイルの朝食が楽しめます。もちろんお昼から夕方かけて、クロックムッシューのような軽食から、サラダ、牡蠣、マグロのタルタル、カニのミルフィーユ、ホタテのカルパッチョ、といったレストラン並みのしっかりとしたお食事まで可能。ドリンクも充実したカクテルメニューを取り揃えており、ちょっと贅沢したい人はシャンパンもオーダーできます。朝八時から夜中の二時までというオープンの時間帯も魅力的。

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カフェ・マルリー店内


スイーツ好きの方には、重要なケーキのラインナップ…チョコレートケーキ、焼き菓子、といろいろありますが、このカフェで是非試していただきたいのが、木苺のマカロン。お皿にどかん!と置かれたそのピンクのマカロンは、従来のマカロンに比べて驚く大きさ。食べ応え十分です。このマカロンを目当てにやって来るパリジャンやパリジェンヌもいるほどです。つまり、ルーヴル美術館内に入らずして利用できるこのカフェ・マルリーは、観光客だけでなく、現地の人々によっても愛されている場所なのです。近辺で働くビジネスマンが、仕事帰りにカクテルを一杯、なんていう姿も見かけられるかもしれません。パリのほぼ中心に位置するルーヴル美術館ですから、このカフェでお茶した後に夏の夜のセーヌ河岸をお散歩、なんていうのも一興ですね。

LE CAFE MARLY
Cour Napoléon, Palais du Louvre
75001 Paris
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木苺のマカロン

グレナディンシロップのソーダ割りとレモネード



リシュリュー翼にあるこのカフェの回廊からガラスのピラミッドを眺めつつ、冷たいレモネードを飲む…至福のひと時です。日が長いフランスの夏。このカフェでゆっくりと空の色が変わり日が暮れていくのを見ていると、ルーヴル美術館がまだ宮殿として利用されていた頃の時代にタイムトリップしてしまう錯覚におそわれそうです。

Text by Ayumi Yamada
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