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銀座の街
中央区銀座6丁目、再開発が進む丸の内・有楽町周辺と隣接する繁華街。こちらも新しいビルに新しいショップが立ち並びますが、共存している数多くの古い建造物や商業施設も銀座の街を彩っています。そんな銀座のとあるビル、地下へと続く階段を下りると、今回ご紹介するお店『茶子溜り』はあります。

茶子溜り
杉木を随所に使っている店内は、木の香りが漂い心を落ち着かせます。小上がりやソファー席、木のテーブル席に、バーカウンター。その日の気分で座る場所を変えて楽しめそうです。壁にはショップロゴを大きくペインティング、日本の伝統文化"着物"を表現形態とするアーティスト高橋理子さんが手掛けた作品です。その他に店内では、天然ミネラル塩を使用した無添加の「浜田醤油」を樽から量り売りしていたり、箸やお碗などのカトラリーも販売展示しています。
"箱膳蕎麦と茶屋"というコンセプト、メニューには蕎麦や日本茶、長野県飯田市の新鮮な有機野菜、和スイーツなどが楽しめます。レセプションパーティーでは、蕎麦はもちろん、色とりどりの野菜盛りやさば寿司など、ひと足早く『茶子溜り』の味を堪能することができました。

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  HIROCOLEDGE Artist/Designer
高橋理子氏


店内の小上がりに、このお店の主役とも言える"箱膳"は置かれています。四角い木の箱、ゲストは蓋を取ってみたり、中をのぞいたり…懐かしいという者もいれば、これは何だろうと首をかしげる者、年代によってその反応は様々のように見受けられました。
宴が始まり、初めて会う人とのあいさつ、親しいものとのあいさつ、楽しい会話が聞こえてきます。皆、自分の箱膳を持って席を移動、また新たなコミュニケーションを始めます。

箱膳とは…
昔、食器は自分専用のものを用意し、管理していくことが当たり前とされていました。飯茶碗や汁碗、小皿などを箱膳にしまい、1人1人が所有していました。食事が終わると、漬物などで器をきれいにして食べ、お湯やお茶を注いで口に運ぶ、最後に布巾で器を拭いて箱膳に戻す。このスタイルは、江戸〜昭和初期にかけて、農家を中心に受け継がれてきた伝統です。食器は個人の所有物、家庭の食卓も自己管理を養う大切な場だったのです。
そして、家族団らんになくてはならないアイテムでもありました。


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食×コミュニケーション
時代とともに、コミュニケーションの形態は変化してきました。便利な世の中になり、単純なコミュニケーションから、電話やメールなど間接的なやりとりも多くなった今、『茶子溜り』の箱膳を使って、新たなコミュニケーションの和を広げてみるのはいかがでしょうか。

■箱膳蕎麦と茶屋 茶子溜り
箱膳蕎麦をはじめ、和風スイーツや有機野菜を使用したお料理など江戸から伝わる、おいしいニッポンの『元気の素』をお届けします。
東京都中央区銀座6−8−3 尾張町ビルB1F
TEL:03-3289-2060 
http://www.chakodamari.jp/
Mon-Sat:open 11:00−23:00/Sun・Holiday:reservation required

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  『茶子溜り』を手掛けた (有)PUMP
左:代表取締役  大和田満氏
右:ディレクター 月山巌氏


Text by Yuri Suzuki
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