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サンテミリオンの街は、フランス南西部、ボルドーの北東約35kmに位置しています。
パリからのアクセス手段は、Libourne(リブルヌ)もしくはボルドー駅までTGVで移動、そこからはTERと呼ばれる列車に揺られてやっと到着です。サンテミリオンの駅は無人?と思われるほどさびれています。
駅の出口にタクシーの姿もなく、街までつづく約1kmの道を、両側に広がるブドウ畑を横目にただひたすら歩きます。
この駅も夏の観光シーズンにはもう少し賑わうようですが、サンテミリオンを訪れる人は車でやってくることが多いそうです。 "シャトー"と呼ばれるワインの蔵元の建物が、その醸造所とぶどう畑を従えて、目の前に次々と現れます。なんとも幻想的な風景が広がり、ワインへの期待が高まったところでサンテミリオンの街の入口に到着です。 |
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| 豊かに広がるワイン畑 |
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サンテミリオンの街とその周りの八つの市町村を含むコミューンは、"サンテミリオン地域"と呼ばれ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。この地域で中世の時代から栄えるブドウ栽培・ワイン醸造の技術は、現在に至るまでフランスはもちろん世界という基準においても、その重要性を高めています。
街の中心部とも言えるモノリスの教会のある広場から下を見下ろすと、石畳が続く瓦葺きの屋根の町並みが見下ろせます。そして向こう側にはやはりブドウ畑が広がります。中世の雰囲気そのままの町並みは、今でもそのまま美しく保たれており、観光客(多くのフランス人をはじめ、イギリス人、アメリカ人、日本人が多いそうです)の年齢層もやや高めで落ち着いた空気が流れています。
裏通りにひょっこり姿を現す猫たちは、人間慣れしているのかとても人懐っこい性格です。 |
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| サンテミリオンの街 |
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町中にあるのはもちろんワインブティック。
シャトーと直接提携しているお店では、かなり割安でワインを購入することが出来ます。お店の人に試飲をしたい旨を伝えると、好みや希望にかなったワインをずらりと揃えてくれます。
1本だけ購入して手で持ち帰るもよし、1ダース購入して日本へ送るのもよし、日本へ送っても輸送費を含めた上でなおこのお値段?と驚くほどの安さ。購入手続きをしてから大体3週間ほどで日本へ届くそうです。
シャトー・オーゾンヌのような有名シャトーのワインはもちろん、まだあまり知られていない、赤丸急上昇のシャトーのワインを試して購入する楽しみも、ワインの産地ならでは。
また、街近辺のシャトーを観光電車(実は電車の形をした自動車)で巡るツアーは、ワインについて全く何も知らない人でも十分楽しめます。
各シャトーの所有するブドウ畑の土の状態や、立地条件、日当たり等が、収穫されるブドウの良し悪しを決めるのです…という説明を聞きながらそれぞれのブドウ畑を眺めるとなかなか感慨深いものが。 |
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| ワインのデギュスタシオン |
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さて、ワインの試飲でちょっといい気分になってきたら、この地方ならではの美味しい食べ物を味わいましょう。
街の中にテラスを出しているカフェやレストランはどれも素敵です。名物料理はもちろん鴨!鴨のコンフィにMagret de canard(鴨の胸肉)。どこで食べてもそれなりに美味しいので驚きです。
そしてボルドー地方といえば有名なのが、カヌレ。日本でもその名前は既に知られていますが、本場のカヌレはやはりひと味違います!外側はカリカリ、中はしっとりの美味しいカヌレの法則がしっかりと守られています。
カフェで暖かい飲み物を頼むと、普通はチョコレートやクッキーがソーサーの上に添えられているものですが、ここでは小さいカヌレが!これはべべ・カヌレ(赤ちゃんサイズのイカヌレ)と呼ばれているもので、なるほどコーヒーのお供にぴったり。たくさん購入すれば長細いお土産箱に入れてくれます。 |
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| 左・カフェに添えられたべべカヌレ/右・普通サイズのカヌレ |
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もうひとつ有名とされているお菓子は、実はマカロンなのです。これはパリでよく見かける中にクリームを挟んだタイプのマカロンではなく、紙の上にマカロンの生地を搾り出して焼き上げただけの、とっても素朴なお菓子です。
材料は砂糖、卵白、アーモンド粉のみで、口に入れるとアーモンドの風味が広がります。
昔から伝わる伝統的なレシピを現在も受け継いで製造しています。マカロンを販売するお店は街に何軒もありますが、写真のマカロンは教会近くの急な坂道にある"LEMOINE"というお店。お店の前を通るたびに、景気よく試食をさせてくれるので、根負け(?)して購入しました。
写真のマカロン・ナチュールの他にチョコレート味もあります。
前述のカヌレも、こちらのマカロンも、中世の時代に修道院で作られていたのが起源となっています。中世の町並みを残したサンテミリオンの街の中を、こんな昔のお菓子を食べながら散策するのも、のんびりした良い旅行です。 |
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| 由緒正しい本家本元のマカロン |
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| 文中でもふれましたが、サンテミリオンを訪れる観光客というのは、なかなか大人が多いようです。やはりワイン好きがワインを求めて、、、という趣旨のもとにやってくるからでしょうか。ですから、わいわい賑やか、悪く言えば騒がしい様子がなく、のんびりゆっくり旅行を楽しみたい方には最適の場所。一日あれば十分まわれるので、足をのばしてボルドーやその他近辺の街を訪れてみるのも良いかも。 |
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