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空気感

米山シェフが大切にしたいもの。そのひとつが空気感です。
昔ながらの素朴なパン屋、シックな色調のモダンなパン屋…様々な形態のブランジェが存在しますが
“PAINDUCEにはPAINDUCEの空気感を好むお客様が集まってくる”
スタッフも同様、PAINDUCEのパンや雰囲気、全てを愛する人が自然に集まってくるそうです。
けれども外装やインテリアなど「空気感」は計算だけでは作り出せないもの。
ここに米山シェフの独創性の秘密があるのかもしれません。

PAINDUCE
PAINDUCE


ショコラみかんジェ

米山シェフに今回のテーマを伝えると、今まで作り出したパンを例に挙げ、その発想方法を明かしてくれました。
先に名前から思いついたパン。
それが「ショコラみかんジェ」です。
オランジェではなく、あえてみかんジェ。この名前を形にしたいと生まれたパンです。
でも実はこの名前、スタッフには不評だったそう。
味はスタッフにも意見を求めますが、パンのネーミングは米山シェフが付けます。
「何と言われようとショコラみかんジェ」
意見を押し通す思いがあるからこそ、PAINDUCEのアイテムは米山シェフの独創性を表現しているのです。


ンパンカミ

右から読むと「ミカンパン」
どんなパンなのでしょう?
塩味のフォカッチャ生地に甘いみかんジャム。この2つの組み合わせが美味しい一品。ネーミングに込められた遊び心とレシピに秘められた面白さが魅力的です。

お店では「ンパンモレ」を発見!
思わず購入・・・さてお味は?
レモンの風味が効いた爽やかなパンです。

PAINDUCEのアイテム
ンパンモレ


PAINDUCEの基準

パン屋巡りや他店の研究はしないという米山シェフ。
他店の商品が潜在意識として頭の中に残り、自然とそれに近いものになるのを避けるためだそうです。
アイデアの根源はレストランや雑貨、建築、本や文章から思いついたもの、旬の食材、季節のイベントなど様々。
シェフいわく、中には悩んで悩んで作り上げたけれど、納得がいかなければ商品化しないこともあるそうです。
最終的にPAINDUCEというフィルターを通してお店に出したいかどうか。ここに基準があります。
それはPAINDUCEの表現としてどうなのか、したいことなのか…
どうやらこれが冒頭の「空気感」につながるようです。

PAINDUCEディスプレイ1


パンの表情

米山シェフは若いスタッフにこう言うそうです。
「全部同じに作らなくてもいい。でもひとつひとつが美味しそうに作ろう」
パンには作り手の個性が出ます。その日のモチベーションがよくないとパンの表情に出る。決して楽ではない日々の仕事で高いモチベーションを保ち続けるのは大変です。
でもそれはもの作りには大事なこと。
このパンの表情がクオリティーの証なのです。

PAINDUCEディスプレイ2


「等身大の自分を知る」

これは米山シェフが常に持ち続けるテーマ。背伸びはしない、特に目指そうとする対象がいるわけでもない。ありのままの自分で100%のものを、プラス努力で100%以上のものを作り上げる、これが米山シェフの考え方です。

今後の目標は?
「目の前の事に一生懸命取り組む・・・でも、もう少し上にいきたいですね」
抽象的な表現ですが、シェフの思いが伝わります。職人は毎日同じクオリティのものを作り続けなければなりません。背伸びはせず、日々の仕事に100%で取り組む、そしてもう少し上へ・・・それが米山シェフです。

米山シェフ


お昼前にはすでにランチを買いに来るお客様でいっぱい。PAINDUCEにはカフェも併設されています。みなさんも一度PAINDUCEの空気感とパンの表情を味わってみてはいかがでしょうか?きっと何かを感じられるはずです。

PAINDUCE
大阪市中央区淡路町4-3-1 FOBOSビル1F
TEL/ 06-6205-7720

[Weekday] open am:800-close pm19:00
[Saturday] open am:800-close pm18:00
《休/日曜日》


Text by Makiko Osumi
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