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デザート・トラック

デザート・トラックは、元ルームメイト同士だったクリス・チェンさんとジェロームさんが始めた新しいスタイルの移動式スイーツ・ショップです。
別のキッチンで作成されたデザートをバンで運び、販売しています。現在はワシントン・スクエアパークに程近いUniversity Placeで、午後6時から深夜までデザートを販売しています。
オーナーの1人、クリスさんは、コロンビア大学でMBAを学んでいる現役の学生。
「学生の内に事業を始めることにリスクはあったけど、移動式デザートというのが、おもしろいビジネスアイディアだと思って、他の人が始める前に早く試してみたかった。ビジネススクールのクラスメイトには、色々なバックグラウンドを持った人たちがいて、アドバイスや面白いアイディアをもらえるし、『学生』という身分を生かして、教授にも気軽にアドバイスをもらっています。そこが学生から事業をスタート利点だと思います」
とビジネスの視点からこう答えてくれました。

一番人気はクリーム・ブリュレ

デザートの値段は一律5ドル。
毎日、約150〜200個のデザートが売れています。
メニューの考案は、もう1人のパートナーであるジェロームさんが作成しています。
ジェロームさんは、高級レストラン「ル・サーク」でのペイストリーシェフの経験がある実力派。メニューは4種類+週替わりのスペシャルメニューで構成されています。一番人気は、クレームブリュレ。濃厚なクリームにパリッとした食感のキャラメリゼされたブリュレが手軽に食べられます。
メニューは季節ごとに変わり、夏にはソルベやアイスクリーム系のデザートなど、ひんやりとしたスイーツも販売されます。
デザート・トラック ロゴ
チェンさん


デザート・トラック アイテム1 デザート・トラック 概観 デザート・トラック アイテム2


斬新なアイデア

アイテム考案は、身近なデザートにひと工夫を加えて考え出されているそうです。
例えば、人気メニューの1つ“チョコレートブレッドプディング”には、お好みでベーコン風味のクレームアングレーズをトッピングすることもできます。
チョコレートの甘みに、ベーコンの塩気が合う一品。その他にも、5ドルで簡単に買えるとは思えない本格デザートは口コミで人気が広がり、週末の夜は行列ができるほどです。
平日はニューヨーク大学付近ということもあり、学生の姿も多く見られます。

アメリカ人は、デザートと言えば、クッキーやブラウニー、アイスクリームなどのデザートか、高級レストランで食べるデザートのどちらかを想像する傾向にあります。
その中間に存在するのがデザート・トラックのようなデザート。
「加工食品やファストフードに走りがちなアメリカ人に、クオリティの高い食べ物を、日常生活にもっと取り入れてほしい」
というのが、クリスさんの願いです。
今後は2台目のトラックや、ニューヨーク以外への出店、店舗展開などの計画もあるそうです。今後の展開も、目が放せません。

Text by Rie Tange
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→Dessert Truck

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