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Kasao Mie

福島県出身の彼女は、食に携わることがしたいと地元の短大で栄養士の資格を取ります。
しかし、健康になるための食より、美味しいものを追求したいと自分を表現する方法としてパティシエを選びます。
今のように 女性パティシエ(パティシエール)が少なかった 時代。しっかり基礎を固めたかったと振り返ります。
最初の就職先はホテル。焼き菓子からケーキ、デセールまで、製菓の基礎を学びました。
そして舞台は東京へ。ホテル時代研修で訪れた東京は、今まで見たことのないスウィーツ がたくさんあった、そんな東京で更なる勉強をしたいと上京します。
その後、ホテル、レストラン、パティスリーやカフェのパティシエを勤め、SWEETCHを立ち上げることとなります。
Mie Kasao
Photo by IKEDA MASANORI


SWEETCH Let’s change our way of thinking about sweets!

Sweetchとは“sweets”と“switch”をかけ合わせた造語。
スウィーツの概念を覆すような表現をしたいという意味が込められています。
そもそもなぜオーダースウィーツをはじめたのか。それは、修行時代に気付いたことがきっかけでした。
ホテルやパティスリーなど、パティシエは厨房にこもりきりで、実際のお客様はどんな反応をしているのかがわかりにくかったから。
だからこそ、お客様との距離を縮めたかった 、そして自分らしいものを表現したかった、それがオーダースウィーツという形になりました。
オーダースウィーツは、特別な日のサプライズアイテム。
人が集まり、どのようなシチュエーションで楽しむのかを想像しながら作品を仕上げていきます。
彼女の作るスウィーツは、アート的要素を含みながら、かつ美味しいと思わせるのがポイント。
「目で見て美しく、食べてハッとしてもらえるような美味しさを追求したい。」と話します。
Sweetch作品1 Sweetch作品2
Photo by Shigeru Tanaka


Theme FOOD DESIGN×Autamn×Kasao Mie Creation

今回、笠尾さんには、“秋”をテーマにケーキを作っていただきました。
『今までで一番思い出深いケーキは、母が作るりんごケーキ。レシピもないそのケーキは私の大好物であり、越せない味でもあります。スイーツ作りが好きになったきっかけのケーキでもあるので、今回はりんごをメインに紅茶の香りを加えたクグロフを製作しました。“りんご”と言って連想させるものは、私の中で『白雪姫』『アダムとイヴ』…昔からりんごが象徴となる話は多く存在します。語り継がれる神話に伝統的なクグロフの丸みをりんごに見立て、上にはアダムとイブの草の王冠をあしらい、白い水玉は白雪姫の毒っぽさを表現しました。』

Theme FOOD DESIGN×Autamn×Kasao Mie Creation


彼女の今後の目標はお店を持つことや、規模を大きくすることではなく、スウィーツをもっとアート的に表現することで、スウィーツの可能性や楽しさを、広げることだそうです。
彼女のアトリエには、今日も特別な日の特別なスウィーツを楽しみにするお客様がやってきます。

【 SWEETCH order sweets 】
http://www.sweetch.jp/index.html

SWEETCH order sweets
Sweetch作品3 笠尾美絵さん
Photo by Shigeru Tanaka


Text by Yuri Suzuki
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→SWEETCH 笠尾美絵

→アンリ・シャルパンティエが提案するスイーツの世界

→食を楽しむ空間づくり

→ビールは文化交流

→Artichaut Restaurant Françaus

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