― 飲食ビジネスをしようと思ったきっかけは? 海外にも通用するようなブランドを立ち上げるのが私の夢です。サービスや流通では海外展開が難しいのでは…そこで浮かんだアイデアが飲食業でした。東京は世界で一番美味しいものが集まる都市です。ここで成功すれば海外へ進出しやすい、そう考えての飲食ビジネス挑戦です。ファッション関係も考えましたが、リスクも高く、自己資金で行うのは難しいと判断しました。 ― 商品にドーナツを選んだ理由とは? アイテムとしてドーナツを選んだのは、安定した人気がある割には、研究開発しておいしいものを提供する余地がまだあると思ったから。ドーナツは見た目がかわいく、置いているだけで絵になる存在。なのにドーナツ業界は競合企業数が少ないというのもヒントに。自分たちの切り口で、新たなブランドを成長させるには、いい環境だと思いました。 ― Neynには、どのような意味がこめられているのですか? ショップ名はイギリス人デザイナー サイモン・ブラウニング氏の提案によるもの。日本人では浮かばないような遊び心を、彼はたくさんこの店に提供してくれました。フランスで古くに使われていた女の子の名前です。短くて特徴ある名前、そしていかにもフランスという感じがしないのが決め手でした。 ― デザイナーとつくるフードブランドとは? この店デザインは、2人の人物が中心となってつくり上げました。一人はインテリアを担当した建築家の内海智行氏、もう1人は全体のアートディレクションを担当した前出のブラウニング氏です。但し、お店の中心はやはりドーナツ。こちらは、ヨーロッパで修行を積んだパティシエを雇いました。私は総合プロデューサー、彼らとともにNeynのブランド作りのまとめ役を務めます。日本人はきれいにまとめるのが上手い、でも遊び心を取り入れるのは海外の人の方がずっと上手い、店名だけでなくロゴやパッケージなどにも、そのエッセンスは盛り込まれています。 |